いきなり印象が強いタイトルになりましたが、イギリスで働く人にとって一般的なリスクとして、人員整理(リダンダンシー)があります。アメリカほどドラスティックではないものの、統計によると年間4~5%程度の人が対象になるそうです。
私は今まで4回会社を非自主的に辞めています。アメリカで2回、日本(外資系企業)で1回、イギリスで1回です。日本でクビになった時が一番驚きましたが、ハイリスクハイリターンの業界にいたので常に覚悟はできていて、そうなった時のことは頭の片隅にありました。私の知人はこういう業種にいるので、いつもその不安を口にしています。今年も社員の15%が対象になったそうで、良く生き延びているな~と感心します。
私の現在の勤務先はわりとのんびりしていて、平均勤続年数はおそらく他の会社より長いと思います。どれだけ人員削減があるかは、その時の経営陣の方針と業績によるので、全くない年もあります。とはいえ、去年不採算部門から数人リダンダンシーの対象になり、彼らが涙ながらに去っていくのを目の当たりにしました。
今年に入って、春にわが社でリダンダンシーがありました。社内全員が知る目立つ社員(50代後半?)で、勤続30年近い人でした。もちろん私とも長く同僚を超えた友人関係です。その人は定年までいると思われていましたし、本人もそのつもりだったはずなので、社内中ショックが波及しました。悲しいのは、普通に辞める場合はフェアウェルパーティやらメッセージやらプレゼントやらがあるのに、ひっそりと去る場合は最初からいなかったかのように周囲がふるまうことです。さらに周りを混乱させるのは、選定の基準があいまいなことです。確かに長くいれば徐々に給与も上がっていきますけれど。
そして昨日、夫の会社でもリダンダンシーが発表され、私もよく話に聞いていた人たちが突然辞職することになったそうです。今回対象になったのは、50代半ばから後半の要職(ダイレクターレベル)に就いていた社員で、彼らも勤続30年近い人たちでした。同年代の夫もさすがにショックだったようです。彼らはずっと一緒に働いてきて、お互いに守り合ってきたようですが、今回対象にならなかった同僚によるバックスタビングかもしれません。夫も私も仕事が超多忙で今のところ必要とされているはずなのですぐにはクビにならないはずですが、まぁなったところでお金のために働いているわけではないので、別に構いません。
最近イギリスのニュースで、特に自動車関連企業が数千人単位の従業員削減をするということを耳にします。(続く)

