実際にリダンダンシーを言い渡されたら、一般的にはパッケージと言われる慰謝料的なお金を渡されます。多くのケースでは、その場でパソコンへのアクセスを失い、即オフィスから締め出されます。
私が過去に非自主的に辞職した体験です。アメリカではビザの期限になったので最終日も自分で分かっており、上司や同僚にお別れの挨拶をしました。日本では上司に別室に呼び出されると人事部長がいて、上司から直接クビを言い渡されました。解雇でしたが、一応寸志をもらいました(会社が訴えられないため)。自分の席に戻ることもできず、後日デスクの私物が送られてきました。イギリスでは契約が更新されないと伝えられました。私自身が辞めさせられることを知らない間に同僚たちに寄せ書きが回っていて、みじめでした。派遣社員だったので、パッケージは出ませんでした。
今の勤務先では規定があり、私の場合は自分から辞める場合のノーティスは12週間です。辞めさせられるときは場合によりけりとのこと。リダンダンシーは、勤続2年以上は手当てが出ることが法律で決まっています。金額は、勤続年数と年齢と給与で決まります。夫は通知が6か月間だそうで、転職が難しくなりますね。
解雇手当がいくらになるか、計算するツールが政府のウェブサイトにあります。計算してみたところ、私の場合2.5か月分くらいでした。少ない…涙。ちなみに、この金額は法律が定める最低額なので、通常は雇用者によって多少上乗せされるようです。尚、解雇手当は非課税です。
その後も就労を希望する場合は、このガーデニングリーブと呼ばれる、リダンダンシー後出社しなくても給与をもらい続ける期間に次の仕事を見つけることになりますね。すぐに仕事を始められるので見つけやすくはなりますが、足元を見られて提示給与は下げられてしまうかもしれません。悩ましいところです。
自分ではコントロールできないので、心配な人は転職オプションを探してみたり、貯蓄をしたり、自分なりのセーフティネットを考えておくことが大事です。私は日本で解雇されたのはリーマンショック直後で条件の良い就職は厳しいと感じていたので、クビになる前からイギリスのビザ申請を準備していました。仕事を失ったことをきっかけに渡英して現在に至ります。日本に残った方が良かったのかは分かりませんが、日本に比べると給与に対する期待値が高くないので、自分には合っていると感じています。

