英国不動産市場は回復の見込み

長らく滞っていた英国の不動産市場は2026年第1四半期にやや盛り返してきそうです。停滞の原因は昨年11月末にあった国家予算発表で、不動産市場に大きな影響があると懸念し、売買が減少していました。ふたを開けてみれば不動産関連の税制などあまり変更がなく、拍子抜けしました。例年クリスマス時期は新規売り出しも内覧をする人もいないので、とても静かですが、昨年末は輪をかけて取引件数が少なかったようで、反動で年明けから取引が増えると予想されています。

年末年始の株高に加え、12月に行われた利下げも追い風となりそうです。報道によると、一部のビルディングソサエティが頭金ゼロの住宅ローンの取り扱いを始めたそうです。ビルディングソサエティというのは、日本でいうと信用金庫のような地域性の強い金融機関で、主に住宅ローンや預金を提供しています。

頭金ゼロの住宅ローンを組む条件は、例えば、自らが住む住宅で最大35万ポンドまで借りられますが、年収2万5千ポンド以上(これ以下で生活できる?)、融資額は現在の家賃月額の133%までだそうです。イギリスの平均家賃は月額1,366ポンドなので、最大限借りた場合月額1,817ポンド返済することになります。当然ながらローン審査はありますが、家賃を支払ってきたことが証明できれば通ります。この商品のローン金利は5年固定で5.79%(キッツ…)で、普通の住宅ローンよりは高いです。5%頭金を入れることができれば、ローン金利は4.56%に下げることができます(それでも高いですが…)。

頭金なしの場合は、住宅価格が下がったらあっという間にネガティブエクイティになる危険があるので、慎重に決めたほうが良さそうです。ただ、頭金を貯めているうちに住宅価格がどんどん上がってしまう、という場合には助かりますね。また、保証人がいれば頭金が無くてもローンが組めるそうです。

我が家は昨年不動産を売ろうとトライしたのですが、政府の予算案発表の前だったので、買おうとしていた人が少なく、あまり問い合わせが来ませんでした。年が明けたので改めて売りに出す予定です。

このブログで2年近く前から「引退する」と何度も書きつつしていない理由の一つに、引越しが済んでいないことがあります。ローンを組む予定はなくても、引退したらマインド的に大きな買い物がしづらい気がして、ずるずると引き延ばしてきました。次に買う家が終の棲家になるとは思っていませんが、今年こそは引越しをしたいと考えています。

典型的なイギリスのデタッチトハウス
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