イギリスのロックダウン3 ワクチンとの競争に勝てるか

イギリスでは連日、コロナウィルスの新規感染者が5万人を超えています。医療現場のキャパシティが不足する懸念があり、昨夜ボリス・ジョンソン首相が急遽3度目のロックダウン(Tier 5に移行)を発表し今日から始まりました。終わるのは早くて2月半ばの見込みです。

今回は変異種が猛威を振るっていることと、さらに新しく出てきた南アフリカのウィルスが感染力が強いからだそうです。

sすすgす

前回のロックダウンとの違いは、学校がすべて閉鎖になることです。外出は食料品や医薬品を買うためや、1日1回の野外での運動などかなり厳しく制限されています。

ワクチンは高齢者や老人ホーム入居者から接種が始まっており、80代で老人ホームに入居している叔母は今週接種を受けるそうです。彼女は本当は受けたくないそうですが、やむを得ないと言っていました。

今のところファイザー、モデルナ、アストラゼネカ(オックスフォード)の3種類のワクチンがあり、国民は無料で受けられますが、選べないそうです。ファイザーとモデルナは有効性が90%、アストラゼネカ製は62~90%ですが、私の周りのイギリス人はそれでもアストラゼネカ製を希望しています。マイナス70度で保管されないといけないファイザー製は、流通のどこかでうっかり常温で放置されたりしてそうで不安です。

21日間か1か月間空けて2回目を打たなければいけないのに、2回目のワクチンの供給が間に合わず、3か月後になったりするそうです。いかにもイギリスらしいです。ワクチンの供給は他の国でも予定より遅れているそうですね。ワクチンを待っている間に亡くなる人がいないことを祈ります。

私の知人で最近コロナに感染した人はいないのですが(そもそも連絡をとっていませんが)、昨日夫の同僚の友人がコロナで亡くなったと聞きました。ジョギングをするなど健康的で、まだ小さい子どもがいる47歳の女性だそうです。ショックです…。

スペイン風邪も第2波のほうが被害が甚大で、収束するのに2年かかったといいます。他の人は店に入るときしかマスクを着けませんが、私は自宅の外では常にマスクを着けています。感染したら家族にも影響が出ますので、しっかりと予防したいと思います。

タイトルとURLをコピーしました