コロナウィルス第3波到来か?

12月2日にイギリスの2回目のロックダウンが終わり、その後は地域ごとに濃淡をつけて制限する方針に変わりました。イングランドは中程度(Tier 1)、高リスク(Tier 2)、超高リスク(Tier 3)と分けられロンドンはTier 2でしたが、2週間後の見直しで今週水曜日からTier 3になりました。

あの密集具合で今までTier 3でなかったのが不思議なくらいですが、いよいよ感染の中心が北西イングランドから南東イングランドに移ってきたようです。先週1週間で英国で感染者として確認されたのは56万人ですが、テストを受けていない人もいるので、推定66万人と言われています。

Tier 3になると、レストランは持ち帰り営業のみになります。映画館、劇場、ボーリング場はクローズ、屋外のスポーツ観戦も出来ません。他の家の人と、屋内、個人宅の庭や屋外営業のパブでも会うことは禁じられます。通学と通勤以外の目的でTier 3以外のエリアに行くことも、そこからTier 3に行くこともダメです。事実上のロックダウンですね。

ロックダウンが終わって嬉々として我が家を訪れていた義父は、Tier 3になったことによりまた息子(夫)に会えなくなって、落ち込んでいます。実は抜け道があって、Support Bubbleというものを私たちと形成すれば、会えるのです。ただ、Support Bubbleは1つだけです。義妹の家も訪問したい義父はどちらかを選ばなければいけません。

このサポートバブルというものですが、孤独であろう人向けに設けられた制度です。一人暮らし、ひとり親家庭、1歳未満の子どもがいる家庭、5歳未満の障がい児がいる家庭、16歳か17歳の子どもだけで暮らしている家、の人はサポートバブルを1つ持ってもいいことになっています。

感染者が急増しているさなかに、クリスマス前後23日から27日までは特別に3家族まで集まっていいことになりました。1月はクリスマスに広まってしまったウィルスのためにまたロックダウンになることでしょう…。

コロナ優等生のドイツや、フランスやイタリアでも収拾がつかない事態になっているようです。病院のキャパシティを超えてしまうと、どの患者を優先的に助けるかというトリアージが起こり、死亡者数は急増することになるでしょう。

70代後半の義父は4月頃にワクチンの順番が回ってきそうだと言っていました。最優先は老人ホームに入っているお年寄りとその介護士の人たち、次は80歳以上の人と医療関係者、それから75歳以上の人・・・という感じでワクチンが接種されるようです。無料みたいです。私みたいな中年に回ってくるのは、来年の秋ごろでしょうか…。私は会社で無料で打ってもらえるインフルエンザのワクチンも受けない主義なので、受けるかどうか考え中です。

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