イギリスでペットを入手する ~超売り手市場、取引に注意!

ずっと前から、猫を飼いたいと思っていました。実家で猫を飼っていて、猫がいる生活というものを渇望していました。先月まで住んでいたマンションは、ペットを飼うには他の住人全員の同意が必要でした。飼いたいとお伺いを立てた時に、猫アレルギーだからという理由で反対をする人が1人いて飼えませんでした。

田舎に引っ越し、家も広くなり、いよいよ猫を迎える環境が整いました。でも、イギリスにはペットショップがありません。どうやって入手するのでしょうか。

調べたところ、基本的には2つの方法があります。1)ペットシェルターから保護猫をもらい受ける 2)ウェブサイトでブリーダー個人から買う というものでした。

ペットシェルターをもちろん真っ先に検討しましたが、数年前に調べた時は飼い主の条件が厳しかったです。大人が少なくとも一人は一日中家にいること、などです。さらに、シェルターの人が家の間取りが猫飼いにふさわしいか見に来るとも言われました。今は夫とともに在宅勤務ですが、本日接種開始のワクチンが普及したら、いずれは通勤することになるでしょう。さらに、シェルターは車でないとアクセスしにくい場所にある場合が多く、車を手放した我が家には行く手段がありません。

2番目の、個人ブリーダーから買うというものですが、Pets4Homesというウェブサイトがいいと聞きました。そのほかに、Gumtreeで探すという手もあります。

市場調査を始めてみると、ペットは完全に売り手市場だと分かりました。ロックダウン下、癒しを求めてペットを飼う人が増えているようです。聞いた話だと、人気の犬種の子犬をなんと4,000ポンド(56万円)から6,000ポンド(83万円)で売っているブリーダーもいるそうです。子犬を生ませては売って生計を立てているらしいです。

犬で一番よく見かけるのはフレンチブルドッグです。とても人気で2,600ポンド程度だそうです。スパニエルやシュナウザーもよく見ます。お金持ちは大型犬のゴールデンレトリバー、ヤンキーが連れているのはプットビル系の闘犬です。

実家で買っていた雑種猫は、捨て猫を拾ったものでした。飼い始めた時点で成猫でしたが18年以上生きました。捨て猫だったので警戒心が強く、飼い主に慣れませんでした。

猫は20年近く生きるので、早く飼い始めないと、下手すると自分のほうが先に死んでしまいます。老猫の介護は壮絶で、体力・気力が必要になります。日本でも、ペットショップはご老人には売らないと聞きました。

私たちは普通の雑種の猫でいいのですが、それでも500ポンド(7万円)が相場みたいです。見に行くアポイントメントを取るのも競争で、広告が出てから3時間で5匹中4匹が予約されているのを見ました。さらに、デポジット(頭金)を払わなければ、見に行くことすらできません。

上のPets4Homesはデポジットを預かってくれ、売買が成立しない場合は手数料を引いて返却されるそうです。でも、メールの返事もしない、デポジットは返金不可としているひどい売り手もいますので、注意が必要です。

今回はたまたま隣町のブリーダーの広告が出ていたので、連絡を取ってみました。週末見に行きます。猫と相性が合うか、緊張します…!

タイトルとURLをコピーしました