去年アカデミー賞を受賞した韓国の映画、『パラサイト 半地下の家族』を観ました。
機会があったら観たいと思っていたところ、アマゾンTVで視聴できました。こういう「いつか観たい」という映画は飛行機の中で観たりしますが、飛行機に乗る機会がなくなってしまい、映画館にも行かなくなったので、今年に入ってから新しい映画は観ていません。
韓流が流行った時も日本におらず、韓国系の映画やドラマを観たのは初めてです。これはさすがに受賞しただけあり、なかなか面白かったです!庶民というか、底辺に近い人を描く是枝監督の作品に似ていると思いました。話が逸れますが、是枝監督の「万引き家族」も面白かったです。
『パラサイト』は、貧乏な4人家族が裕福な家庭にそれぞれ使用人として潜り込み、裕福な家から可能な限り吸い尽くそうというストーリー。ジャンルはホラーおよびコメディだそうです。いわゆるブラックジョーク的なものですね。
貧乏な家族は別に悪いことをしているわけではなく、一応働いているのですが、以前に雇われていた家政婦と家主不在時に鉢合わせして、お互いの秘密がばれてしまいます。その対立が家主の息子の誕生日パーティで表面化してしまいます。
思ったよりも暴力的でしたが、貧富の差や幸福度のようなものがテーマになっているようで、先が読めない展開で楽しめました。この監督の他の作品も評価が高いので、観てみようと思います。
ロックダウン中は、小野安二郎監督の古い映画を5本ほど観ました。著作権が切れているので無料で視聴できるんですね。戦後すぐの日本の生活がとても興味深かったです。