やっと、観光編です。
ハニアからバスで片道50分程度の植物園に行きました。山の上に10年前にできた施設で、ルートを歩くと2.5キロ、程よい運動になります。果樹を中心にハーブや花もあり、動物はロバやクジャクやカメがいました。植物園内のレストランでは、地元の食材だけを使った料理が出されていて、敷地で作った野菜や果物が食べられます。バスの便が1日2本しかないので、朝の便で行き、午後の便で戻るとちょうどいいです。午後の便を逃すと街に帰れませんので、要注意です。
ハニア市内の観光の目玉は、街の東側にある考古学博物館です。島の何千年の歴史を物語る発掘物が展示されていて、見ごたえがあります。ここも新しい施設で、素晴らしかったです。館内のカフェは眺めが良いです。
イラクリオンの近くにある、クノッソス宮殿跡にハニアから日帰りバスツアーで行きました。遺跡はアクセスが悪いのでツアーが便利だと思います。ガイドさんは歴史やギリシャ神話の知識が豊富で、プロの説明を聞きながら観光できてよかったです。クノッソス宮殿はBC1900年ごろに建設されて、BC1600年ごろの大地震で一度完全に崩壊したそうです。その後さらに大火にも見舞われ、現在3階建て1400ほどの部屋が見つかっていますが、最近更に他の建物が発見されたそうです。当時から上下水道が完備されていたとのことで、高度な文明があったのですね。まだ判明していないこともたくさんあり、今後発掘が進めばさらに歴史がわかるでしょう。世界遺産に登録されていないのは、修復の仕方が悪かったというのがネット上の噂ですが、一応登録申請はされていて、審査中のようです。遺跡はとにかく暑かったです。
島の首都は1970年代にハニアから島の中心に近いイラクリオンに移転されました。イラクリオンは島内随一の賑やかな街で、ビジネスが集まっています。とくにレストランの多さが印象的でした。ハニアにほとんどないアジア系のレストランもありました。