ギリシャのクレタ島の旅行記の続きです。
西のハニアに滞在しました。クレタ島はどこもゴミ一つ落ちていなくて、レストランやトイレも清潔度は高いです。フリーのWiFiが利用できる場所も多く、全体的にインフラストラクチャーは整っていると思いました。ほぼ全ての場所でクレジットカードで支払いができ、現金が必要になる場面はありませんでしたが、一応少額持っていた方がいいでしょう。島には鉄道や地下鉄はありません。基本徒歩20分以内でどこへでも行かれ、一応バスもありますが頻度が高くないので、宿は旧市街に徒歩でアクセスできるところにした方がいいでしょう。
建物は大体石で出来ていて、中は涼しいです。アパートホテルでもエアコンはほとんど使いませんでした。木陰と海辺は涼しかったです。
ギリシャ文字は意味を想像すらできず、お手上げでした。観光がメインの産業の街なので、ハニアやイラクリオンは英語が良く通じます。チェーン店がほとんどなく、知っている店はスターバックスとH&MとZARAくらいでした。小さいビジネスはすぐに巨大な資本に飲み込まれてしまい、街にキャラクターがないキャピタリズムの中心地ロンドンと対照的です。
ギリシャ人の若い女性はエキゾチックでスタイルが良く、美しい人が多いです。とはいえ、ここでも30代から太り出してオバちゃん化するようで、中年女性は豪快で元気いっぱいでした。
クレタ島で一番つらかったのは、ひどい大気汚染とほぼどこでも喫煙可なところです。車の排気ガスが強烈で、1日街を歩き回ると夕方には胸が苦しくなりました。レストランも屋外はすべて喫煙席で、海を見ながら食事をしようと思っても周り中からタバコの煙が流れてきて、非喫煙者の私たちにはつらく、慌てて屋内に移動しました。今まで行ったヨーロッパの街で一番喫煙率が高い気がします。電気自動車もほとんど見なかったので、遅れているのだと思います。10年後に期待します。
地中海沿岸の地域はなぜか猫が多いです。チュニジアやサントリーニ島も猫だらけでしたが、クレタ島にも猫がたくさんいました。町のあちこちにキャットフードが置いてあり、猫たちは暑そうにぐったりしつつも自由を謳歌していました。感心したのは、猫たちがちゃんとわきまえていて、レストランのテーブルに飛び乗ったりしないのです。流石に観光地の猫。