いよいよ週休3日が実現!?

英国が国を挙げて取り組む働き方改革ですが、いくつかの試験的実施を経て、いよいよ本格的に週休3日を導入する企業が増えそうです。英国政府が昨日、フルタイムの労働者が週4日勤務を要求する権利を強化する方向で雇用法を改定することを検討していることを発表しました。

今年の4月以降、従業員は就職後すぐに柔軟な働き方を求める権利が認められることになりました。ただし企業側は応じる義務はありません。フレキシビリティを認めることで、労働者を増やすことが政府の目的のようです。週4日働くというのはパートタイム勤務とは違い、給料を満額受け取りながら、週5日8時間働く代わりに週4日10時間働く契約をするということです。トータルの仕事量は同じになるはずです。

多くの企業はこの運用を始めていますが、実際のところ、従業員の要求は簡単に拒否されているようです。私の勤め先も柔軟な働き方のリクエストを受け付けているので出してみましたが、どういう返事が来るか分かりません。

2022年に数か月の試験的実施を行った企業は、社員の幸福度が上がり、同社への応募も増えたそうです。ただし、全ての会社で上手くいくわけではないようで、勤務日が忙しすぎて休日は疲れ果てて楽しめないという声もありました。

私が週4日のパートタイム勤務に移行することを迷っていた理由の一つに、もう少し待てば週4日制が導入されるかもしれないという期待がありました。パートタイムで週4日働いて80%の給料をもらうのか、週4日仕事に追われてフルの給料をもらうのか、どちらが自分に合うか両方試して決められたら理想的だと思います。

今回の週休3日を可能にする法案の詳細は、議会での審議を経て秋に発表される予定です。

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