引退後どうするかをあれこれ考えている今日この頃です。
MoneyWeekによると、英国人の何と79%が引退後海外に住むことを希望しているそうです。海外へ移住したい理由は、天気がいい国に住みたい(46%)、物価が低い国に住みたい(36%)などでした。まぁ分かる気がします。この年中どんよりした天気と物価高を心配しながら余生を送りたくないですよね。私が驚いたのは、英国人の気力です。国内の引越しですら大変なのに、国外へとなると生活の変化に適応するのに相当なエネルギーが要りますよ。
海外での引退を実現するためには、事前にしっかりと調査する必要があります。以下が主な検討事項です。
①生活費。不動産が安く買えたとしても、食費や光熱費などトータルの費用で予算を組む必要があります。
②言語と文化。文化との相性は無視できません。また、どの程度現地の言葉が話せるか、話せない場合英語で生活できる場所か。
③ビザ。退職者用のビザ要件は国によってさまざまです。
④税金。年金収入への課税率はとても大事ですね。
⑤退職者へのサポート。医療制度の充実度やアクセス可能かどうか。退職者は割引で公共サービスを受けられる国もあります。
これらの要素を考慮した結果、退職後の英国人に最も住みやすい国は、以下になるようです。いろいろなサイトを見ましたが、大体似たり寄ったりでした。
<第1位>ポルトガル
<第2位>スペイン
<第3位>オーストラリア、フランス
<第4位>カナダ、イタリア
<第5位>タイ、ギリシャ、キプロス、パナマ、コスタリカ
でした。地理的に離れすぎない国や英語圏が人気ですね。日本に住む日本人の引退後海外移住先で人気なのは、タイ、ベトナム、フィリピンなどアジアが中心みたいですね。食べものが合うということが大きいと思います。為替の影響もあります。
実際に英国人で引退して海外に引越したという話はちらほらと聞きます。以前マルタで宿泊した民泊のオーナーは引退した英国人夫婦でした。彼ら曰く、周りに英国人がけっこう住んでいるのだそうです。
また別の記事で、英国人の人気移住先について深堀りして書こうと思います。