住宅ローン、繰上返済すべき?

このブログで何度も書いているように、現在、英国の住宅ローン金利はとても高くなっています。ほぼすべての住宅ローンは借り換えのタイミングで金利が大幅に上昇し、月々の返済額が増加します。

低金利の固定住宅ローンを借りている場合、繰上げ返済すべきでしょうか?

この問いに対する答えは、「(可能であれば)なるべく早く、なるべく多く早期返済すべき」です。

現在、低金利時代に固定金利で組まれたローンでまだ借り換えを迎えていないのは約半数です。期限が来れば否応なく月々の返済額が増えるわけですが、それまでの間にできることがあります。個々のローン契約次第ですが、通常、残高の一部を早期返済できることになっています。こうすることで借り換え時にはローン残高自体が減少していて、金利上昇分の影響をある程度抑えることが出来ます。

その分貯金をしておいて、借り換え後の返済に使うという考え方もあります。ですが高金利の場合は、なるべく早く、なるべくたくさん元本を減らすことが結果的に支払利息を減らすので、繰り上げ返済を優先すべきです。家の価値に対してローン残高が低いほど、次の借り換え時の条件が良くなります。

まずは自分のローン契約を読んでみて、年間いくらまで繰り上げ返済できるか知りましょう。通常はローン残高の10%までペナルティ無しで返済できます。ただし、一度返済した資金は返金されないので、生活費や緊急時用の現金は手元に残しておいてください。

また、現在は預金利息が5%以上なので、そこで受取利息をもらって手元資金を増やすという選択肢もあります。上に書いたように、住宅ローンの返済に資金を使ってしまうと現金が無くなってしまいます。自由度をキープしたい人は、これもアリです。

いずれにせよ、現在超低金利固定住宅ローンを借りている人は、自分の状況に合わせて返済計画のシミュレーションをし、借り換えの準備をしておいたほうがいいですね。

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