大好きなリスボンを後にし、電車で次の街に移動しました。高速鉄道で2時間ちょっとの町、Aveiroです。ここは街並みや店から察するに、裕福な人が住むところ。素敵なレストランやカフェがたくさんあります。
ポルトガルの町はどこもゴミも落ちていなくて、清潔で洗練されています。人々はスタイルが良くおしゃれ。都市部から少し離れるとコーヒーやワインがとても安いのです。コーヒー(エスプレッソ)は80セント、ワインは1.5ユーロなど、欧州の他の国の数分の1です。
今回の旅程はずっと雨天で、アヴェイロ滞在中はポルトガル政府から携帯に警報をもらうほどの強風と大雨でした。ロンドン在住の私たちは雨には慣れっこですし、旅の目的がグルメとリチャージなのであ雨でも気にしませんでしたが、外を歩けなかったので宿に一番近いカフェやレストランを利用しました。
翌朝、雨の中次の目的地ポルトへ向かいました。ポルトガル第2の都市、ポルトに来るのは初めてです。食後酒の甘いポートワインが有名な街です。
ポルトは想像以上の大都会でした。何とか徒歩で回れるほどのサイズの街ですが、市街地はとても賑やかでした。事前に予約をしておいたミシュランレストラン、Almejaでランチを食べました。ミシュランレストランが数ある中でも一番リーズナブルなお店で、パンと前菜とメインのランチコースは10.90ユーロでした。このメニューにしたい場合は数週間前に予約が必要です。メニューは日替わりなので、行ってみないと分かりません。私はそれにワインとデザート付きのコース(16ユーロ)にしました。自家製のパンとかぼちゃのスープが絶品でした。メインのジェノベーゼパスタとデザートの梨のタルトは普通でしたが、お値段を考えるとそこまで期待すべきではありません。お店が上品で心地よく、サービスもさすがで満足できました。
一つだけおや?と思ったのは、トイレに便座が無かったことです(ビデではありません)。日ごろのスクワットのおかげで問題ありませんでしたが、おしゃれなレストランだったので驚きました。
リスボンもポルトも街のあちこちで大規模な工事が行われていました。ポルトは新しく地下鉄を建設しているようです。また、古いディーゼル車がたくさん走っているので、大気汚染は深刻です。(続く)