1年前に義父が急逝したことはこのブログに書きました。亡くなった本人が一番驚いていると思われるほど突然のことでした。私たち家族は、義父が直前に受けたと思われるコロナワクチンによる血栓のせいではないかと疑っているのですが、老人だったので詳しい原因調査も行われませんでした。
モノがあふれていた実家の遺品の処分は夫と私がせっせと頑張って、9割がた終わりました。不動産の売却手続きは時間がかかっており、もう1年も空き家の状態です。
土葬された義父の墓石がやっと完成したので、連休だった先週末にお墓参りをしてきました。御影石に故人の名前と生年月日・没年月日および家族からのメッセージを掘ってもらいましたが、オーダーしてから設置まで3か月ほどかかりました。墓地に点在する墓石はそれぞれオリジナリティにあふれ、天使やマリア様の像、オベリスク、十字架の形もあります。1800年代の古いお墓もあります。イギリスには日本のように節目節目で墓参りをする習慣がないので、長い間誰も来ていなそうなお墓が多いです。
墓参り前のランチに、義妹がローストチキンとヴィクトリアンスポンジケーキを作ってくれました。先週の日曜日はイギリスにやっと訪れた夏日で、暑いなかオーブン料理をふるまってくれありがたかったです。昨今、外食が高くなって、パブでサンデーローストを食べたら、1人約18ポンド+デザート6ポンド、飲み物とサービス料で4人で100ポンドは軽く超えてしまいます。自宅で作る場合は、1人分の材料費で4人食べられます。
チキン1羽(写真は切り分けた後)と、ブロッコリー、ローストポテト、人参、グリーンピース、お好みでグレービーをかけます。ヴィクトリアンスポンジケーキは、スポンジケーキの間に生クリームとイチゴが入っていて、日本のショートケーキの表面の生クリームが無いバージョンです。私はケーキ作りどころか料理をほとんどしないので(夫担当)、義妹はマメだな~と感心しました。
義母の命日がある8月には、遺灰を散骨した海に家族で行く予定です。日本では夫婦で同じお墓に入るのが一般的ですが、イギリスは夫婦全く違う方法もアリとのことで、個人の遺志が尊重されるようです。