3月の上旬以降、時折激しい腹痛に見舞われ、何かがおかしいと感じていました。便秘と下痢を繰り返し、体重も数年ぶりに37キロ台になってしまいました(!) さらに人生初の下血もあり、ショックでした。
4月の健康診断では極度の貧血と低体重以外は、数値的に懸念すべきところはないという結果でした。ただ、どう考えても体調が悪く、再び病院に行って各種検査をしてもらいました。
のたうち回るほどの腹痛で睡眠不足の日が続き、仕事も数日病欠を取りました。最悪のケースも想定して、資産と連絡先の一覧を作成しました。貧血でふらふらで血液採取場所まで行く体力が無く、這うようにしてたどり着いたら、病院にはもっと死にそうな人がたくさんいて、私はまだまだ健康な方なんだな、と思い直しました。
その後、数週間にわたり各種検査(検便、超音波、更なる血液検査)を経て、今日かかりつけの医者に「話があるので来てください」と呼び出されました。問題が無ければ電話での結果通知と聞いていたので、「いよいよか」と覚悟を決めて病院に行きました。
医師に「各種検査の結果、異常はありませんでした。大腸癌もそれ以外の癌も検出されませんでした。まぁ一般的な更年期障害による体調不良でしょう。貧血が引き続き危険な水準なので、強力な鉄分のサプリメント処方しておきますね」と言われ、拍子抜けしました。一応他の病院で再検査を受けるように紹介状をもらいました。
病院からの帰り道は安堵で晴れ晴れとし、スキップしそうになりました。ここ1週間は腹痛も無く、徐々に健康に戻れたらいいなと思います。私は健康オタクで食べ物に気を付けて適度な運動も続けていますが、中年になると、想像もしなかった健康不安が突然襲ってきたりします。
不安になる一方で妙に冷静でもあり、「いろいろあったけれど、そこそこ幸せといえる人生だったんじゃないかな」とか、「EAA1キロ買っちゃった。もったいなかったな」とか、「入院したら長年積読の大作を読んだり、ゼルダをやろう」とか、「まだ着ていない買ったばかりの服を返品しよう」とか、「予約した旅行キャンセルできるかな」とかどうでもいいことが次々と頭に浮かんで来るものです。そして、体調が悪いと予定が立てられないことを改めて認識しました。
痩せてみすぼらしくなってしまったので、胃腸をいたわりつつ、食べられるときはしっかりと食べようと思います。