休暇を取って数ヶ月ぶりの旅行に行くことになりました。私にとっては人生3回目のバルセロナです。大学の卒業旅行と出張で来たことがあります。
フライトを予約し、ホテルも予約し、猫を預けるアレンジもし、駐車場も予約し、仕事も全て片付けて準備万端です。
オンラインチェックインをしようとしたら、システムの都合で出来ないので空港でするようにと出ました。空港に行くと、オーバーブッキングで席がない、ゲートで待つようにと言われました。
フライト自体も数時間遅れ、ゲートに着くと同様に席が空くのを待っている人が20人弱いました。早めに空港に着けば大丈夫だろう、同じ会社のフライトだけで毎日5便はあり、ダメでも次のフライトに乗ればいいと。甘かったです。
結局席は空かず、待機組のうち5人ほどは乗れましたが、私たちはダメでした。他の航空会社も近隣の空港行きも売り切れどころか全てオーバーブッキングでした。椅子もないところで待機させられること4時間。翌日のフライトを確保し、ホテルまで移送されるタクシーを外で待つように言われたものの1時間待っても来ませんでした。ここにも椅子がなく、バルセロナ向けの軽装だったので寒さに耐えられず、結局電車に乗ってホテルに向かいました。
航空会社からは、空港から車で20分のホテルとディナーとタクシー代を負担し、250ユーロを補償すると言われました。
ところが、この補償クレームのウェブサイトが案の定上手くいかず。こういうものはわざと極端に難しくして、諦めるように仕向けてあるのです。実際に昨日フライトの振替を待っているうちに数人が脱落し、旅行を放棄して帰りました。
午後2時のフライトに乗る予定が、空港の外のホテルに着いたのは夜の8時過ぎ。疲れ果ててしまいました。
翌日、自宅を出てから27時間後にやっとバルセロナのホテルに到着しました(汗)。フライトは2時間ですが、入国審査に1時間かかりました。27時間あったら日本に帰れるっつーの。今回滞在したのはシェラトンホテルで、比較的安全な場所にあり、部屋も広く朝食も素晴らしく、とても良かったです。
いろいろあって夫も私も疲れていましたが、バルセロナの街を散策したら、すぐに機嫌が直ってしまいました。
先日出張で行ったブラッセルもそうですが、第一印象は「人、少な!」です。ロンドンは道を歩けないほど、地下鉄に乗れないほど、人で溢れていますからね。