車ファイナンス(PCP)の利点と注意点 2

(続き)

ここで重要なのが、金利は£10,000ではなく、ローン残高全額の£18,000にかかるということです。更に注意すべきは、返済金利6.5%のプランに申し込んでも、17%のローンしか下りないケースもよくあるそうで、これは申し込んでみないと分かりません。

PCP以外の車購入オプションとしては、現金、金利0%のクレジットカード、パーソナルローン、ハイヤー・パーチェス、リース(PCPとハイヤー・パーチェスのハイブリッド型)があります。ご参考までに、車をローンで買う場合の2023年3月1日時点での金利は、金額と返済期間などにより5~10%程度のようです。

義妹は車を返却すれば最初に払ったデポジットがいくらか返金されると思っているようですが、デポジットは月々の返済額を減らすもので、ほとんど返ってこないと考えたほうがいいです。次の新車は6か月前に申し込むようにディーラーに言われたそうで、グレードダウンした車を選んだのに、オプションを付けたら今利用している高級車より月々の支払いが高くなる、おかしい!と夫のところに相談に来ました。金利が3年前より何パーセントも上がっていることが分かっていないのです。

義父の所有していたアパートを売却手続き中ですが、義妹はそこから入る遺産分与をあてにして、すでに何万ポンドも夫に借りて家の改装などに使いこんでいます。次の車のデポジットも払えないので、また夫が貸すことになりそうです。アパートが無事売れるかもわからないのに、売れても大した金額にならないのに、先週「大学に行くことにした」「血統書付きの猫を2匹買う」というので驚きました。トイレの水漏れを修理するお金すらない状態で、その資金はどこから…と唖然とします。夫に「義妹は私たちからの経済的援助を前提に将来の計画を立てるべきではない」と文句を言い、夫もそれには同意しています。義妹は一応夫に返済の意思はあります。私たちも彼女が一生懸命働いても生活が成り立たないというのであればもちろん援助しますが、身の丈に合わない贅沢を支えるつもりはありません。

車の件にもどりますが、月々の返済(£400)がきついなら、オプションを減らすか、中古車を検討してはどうかと夫が諭しても、「センサーが付いていない車は乗る意味がない。トランクは大きなスーツケースが3つ入らないと困る。ハイブリッドでないと嫌だ」と、妥協できないようです。私たちの車をあげようかとオファーしましたが、私たちが乗っているような大衆車はタダでも欲しくないのだそうです。

義妹は私と同い年ですが、この間「私たちもそろそろ引退後の貯金を始めなくちゃね」と言われました。私は何年も前に老後の貯蓄を終えているんですけれど…。

タイトルとURLをコピーしました