英国は金利上昇、住宅ローン返済どうするか 2

(続き)

物件の価値、頭金、返済年数、変動・固定金利、など諸条件を入力したうえで考えうるオプションからさらに月々の支払金額やトータルで支払う総額などで並べ替えられる、素晴らしいウェブサイトを見つけました。モーゲージを支払っていて、もっといいディールがないか探している人は、ここで自分に一番合った商品が分かります。

Mortgage best-buy comparison (moneysavingexpert.com)

もうこれに尽きる、という感じですが、ブローカー経由での申し込みが必要な場合は、そのブローカーにローンの申し込みを依頼します。これに申し込む前に、昨日の記事で書いた、Whole Marketへのアクセスがあるブローカーに電話して、他にもっと良いディールがないか調べてもらいましょう。もちろん手数料も確認しましょう。少しの違いでも、支払い総額はかなり違ってくるはずです。ちなみに、私たちは以前、L&Cというモーゲージブローカーを使いました。

私の別の知人はメインバンクから住宅ローンを借りていましたが、他の住宅ローンレンダーから借りるより利率が高いことが多いです。一方、そのローンと抱き合わせでキャッシュバックなどのディールがある場合もあるので、可能性の一つとして検討する余地がないこともないです。私は使いませんけれど。メインバンクから借りる場合も、銀行に連絡をしてもっといいディールがないか聞いてみましょう。聞かないと教えてもらえないディールはたくさんあります。また、現在モーゲージを払っている人は、その貸し手に連絡をして、何かいいオファーはないか聞いてみましょう。

金利上昇局面の現在は、変動金利のほうが固定金利より1.5%ほど安いです。変動金利ローンの一番の利点は、繰上げ返済にペナルティが課されないということです。固定金利住宅ローンは1年に元本の10%までなどと早期返済の上限が決まっていて、それ以上に返済したら罰金を払うことになります。一方、変動金利住宅ローンは、基本的に繰上返済し放題ですので(ごくまれに例外があるので、条件を要確認)、可能な限りローン元本を減らすべく返済しましょう。そうすることで、将来より良いローン商品が借りられるようになるからです。

知人は「家賃を払うのがもったいないから不動産を買った」そうですが、利息を払うのも同じくらいもったいないです。キャッシュISAに現金を積み立てていて、今解約するとペナルティがかかる、と二の足を踏んでいます。でも冷静に比べてみると、支払金利4%程度に比べて、期初にせいぜい0.75%の利息だったCash ISAからもらえる利息は多くないはずで、それが満期になるのを待ってもいいですが、私ならCash ISAの資金でモーゲージを返済します。(「住宅ローンが払えなくなったら」に続く)

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