先日、誕生日を迎えました。ここまで長年生きてこられて感慨深いです。感謝の気持ちを忘れずに、残りの人生をさらに健やかで豊かなものにしていきたいと思っています。
同僚たちがサプライズでドーナツを買ってくれました。イギリスでは誕生日の人が買ってふるまう習慣ですが、恥ずかしいので黙っていました(部長からリークした模様)。素直に嬉しかったです!クリスピークリームって昔もっと小さかったと思いますけれど、いつのまにか巨大化してますね。超甘いのは変わらず。普段はドーナツは食べないのですが、誕生日は特別ということで1個だけいただき、同僚たちに配りました。ダイエットはまた翌日から再開です。
…とはいえ、1個でずっしりと重く(涙)。やはり年を取るとこういうものの消化は大変ですね。
若い頃はオバさんになりたくなかったのですが、実際に年を取ってみると、良かったことの方が意外にも多い気がします。今から例えば20代に戻れると言われても、それを選ばないと思います。若い時は自分が年をとった状態というのが想像つかないものです。でも、いい具合に角が取れて、許容力の増加とともにストレスが減り、生き易くなりました。不安に思っていた体力の衰えは想像したほどではなく、夜遊びはできませんが、運動を始めたので30代の頃よりも疲れなくなりました。今後更年期が始まると全く違う世界になることは覚悟していますけれど。一方、気力と容色の衰えは否めません。
30歳の誕生日はたくさんの人に祝ってもらいましたが、40歳の誕生日は悲惨でした…。当時軽くデートしていた人に、次に会う日が誕生日だと告げると連絡が取れなくなりました(悲)。あの頃は人生にもがいていて、先が見えないなかでの加齢がつらく、孤独で絶望していました。
その後、一念発起して最後の気力を振り絞って努力したところ、人生が信じられないほど好転し、今に至ります。あの時頑張って本当に良かったと思います。
当日は会社の飲み会に後ろ髪を引かれつつも、夫と地元で一番評判のいいインド料理屋にディナーに行きました。最後にお店からケーキのサービス。少々食べ過ぎましたが、またトレーニングで元に戻すのでいいのです。
年を取るのを祝ってくれる人がいるというのは幸せなことです。私も人の誕生日は全力でお祝いしようと思います。