購入物件内覧&オファー

私たちの引越し計画ですが、未だに進んでいません。フラット売却の方は、買い手の買い手のそのまた買い手がなんとか見つかり、住宅ローン申請中ということですが、1か月ほどまったく音沙汰がありません。

この住宅ローン申請が承認されれば数週間でエクスチェンジとコンプリーションになりますので、私たちの引越し先を探さなければなりません。当面は賃貸に住みますが、購入物件も引き続き探しています。

とはいえ、物件を選ぶにあたり夫にはたくさんの条件があり、なかなか内覧に値する物件が出ず、ここ2か月は内覧に行っていませんでした。

先日、久しぶりに良さそうな物件を見つけ、早速内覧を申し込みました。昨日行ってきましたが、その日だけで9件の購入候補者が見に来たそうです。

とても素敵な物件でした。庭も広く、内装も美しく、窓からの眺めも良く、お金持ちが住んでいそうな家が多く建っている道にあり、家が道路から見えないように木が植えられています。専用の駐車場もあり、収納も広く、申し分ありません。そして一番魅力的なのが公示価格。

マイナス点を挙げるなら、駅までやや遠いこと、そしてロンドンから遠いこと。通勤代はなんと一日約7千円相当(!)にもなります。新幹線通勤並みの交通費(自腹)で、しかも夫婦でとなると年間100万円相当以上です。それ以外には、フラット(日本語で言うマンション)なので、入り口を他の居住者と共有することになります。それの何が問題かというと、自分のレターボックスがないので、手紙紛失の恐れがあります。

今日、不動産エージェントに、公示価格でオファーします、と朝9時に連絡したところ、なんと私たちを含めて既に6件のオファーがあったそうです。内覧は明日までであと2組だそうで、それが終わってから誰が購入者として選ばれるか分かります。

値段が低かったので、私たちは住宅ローン不要のキャッシュバイヤーです。もし同じ金額で住宅ローン前提のオファーがあったら、私たちが選ばれるはずです。住宅の供給が極端に少ない現在は、魅力的な物件購入は入札競争となっており、住宅ローンの人は最大25,000ポンド(約417万円)上乗せして入札するとも言われています。

家の値段が安ければその分通勤費が高くてもいいと思ったのですが、入札競争に巻き込まれるのはばかばかしく、実際に引退してから探すほうがいい気もしてきました。いずれにしろ、結果は今週末に分かると思います。

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