将来に向けてお金を貯めたい、お金持ちになりたい、でもどうしたらいいかわからない、という人にとてもおススメの、役に立つ本です。お金の知識が初級~中級レベルの人向けに、分かりやすくしかも具体的に書かれています。
お金の知識は生きていくうえでとても大事なのに、義務教育の学校では教えてもらえませんね。
この本を読むと、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うという5つの力について知ることができます。そして、この5つの力をつけることによって、経済的自由への道が開かれるというのです。
私は20代のころから節約に努め、せっせと資産を積み重ねていき、40代でこの本が定義するところの「自由」を手に入れました。つまりは、不労所得が生活費を上回る状態です。その過程で、いろいろ試行錯誤の末失敗もしましたし、今思えば必要のない努力も我慢もしてきました。私が若いころには、こんなにすっきりとまとまった指南書はありませんでした。20代、せめて30代にこの本があったらもっと無駄が省けたなと思いますが、今読んでも本当に納得というか、改めて学ぶこともたくさんあります。正直なところ、紹介するのがもったいないくらいです。
著者の両学長は、説明が論理的で押しつけがましくなく、具体的に何をすればいいのかを分かりやすく示してくれます。節約の仕方、収入の増やし方、投資、増やしたお金の守り方、そしてそれをどう使うか、これらを日々心掛けるだけで小さな差が積もり積もって、数年後には違う世界が見えてくるはずです。例えば、固定費をどう削減するか、保険は何に入ればいいか、マイホームと賃貸どちらがいいか、など、悩ましいですよね。
私もよく知人から、どうやってお金を貯めればいいか、何にどう投資をすればいいか、といった質問を受けます。そういうお金の初心者には、迷わずにこの本を薦めたいですね。