海外生活に別れはつきもの、友達の補充は必要

今年に入って、3人の日本人の友人がイギリスを離れることになりました。2人は家族の都合で、もう1人は仕事の都合です。

海外に住んでいると、友人を見送る機会は頻繁にあります。残念なことに、他の国に移住すると、どんなに頑張って連絡を取り合っても数年経つと疎遠になってしまいます。

この3人の友人のうち、1人は趣味を通して知り合い、2人は仕事で知り合いました。ふたりは日本に帰国し、もう一人は欧州に移住するそうです。

友人が一人、また一人と国を去ると、どうしようもなく寂しく、心に穴が開いた状態になります。もっと正確な感情としては、取り残された気持ちになります。もちろん、友人が新しい環境に旅立っていくのは嬉しい気持ちで応援します。その一方で何も変わらない自分の境遇に、これでいいのかという思いが湧いてくるのです。特に、年代が近い友人の場合に焦りを感じます。

海外にいると、いろいろな人がいろいろな理由で来て、去っていきます。この地に骨をうずめる覚悟がない場合は、いつか去る日が来ます。私も今は永住のつもりでいますが、いつ見送られる側になるかは分かりません。

友人が少なくなってしまったら、補充が必要です。残った人は皆同様の思いをし、寂しいと思っているのですから、新しい友人を作る機会を増やしたいものです。私は趣味のサークルをやっていますが、そのグループは脱退者、新規加入者が常にいて、新陳代謝があります。コロナ明けに半分メンバーが入れ替わり、新しく入ってきた人たちと楽しく活動しています。特に、20代の人たちと知り合う機会が少ないので、その世代の考え方を知ることは刺激になります。

趣味があれば集まりが必ずありますから、何でも顔を出してみるといいと思います。フットサル、テニス、ママ友グループ、ヨガ、音楽、マインドフルネス、食べ歩き、ゴルフ、カラオケ、旅行など、あらゆるミートアップがありますね。孤独になりがちな海外生活ですが、自分から出ていけばそこには誰かしらいるものです。もちろん、怪しい人もいますので注意は必要ですけれどね。

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