私が最後に一時帰国したのは2020年の1月でしたので、もう2年近く帰国できていません。海外生活は20年以上ですが、こんなに長く帰っていないのは初めてになります。帰りたい…。
帰国者の入国条件は頻繁に変更になりますが、現行のルールは11月29日に発表された、以下になります。
本邦帰国後・入国後の待機期間が14日間に変更
待機期間14日間の内、6日間は検疫所長の指定する宿泊施設で待機
1.12月1日午前0時以降(日本時間)、英国から本邦に帰国または入国される方は、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、入国後14日間の待機が求められることになりました。その内、6日間は検疫所長の指定する宿泊施設で待機が求められるとともに入国後3日目及び6日目(入国日を含めない)に検査を行います。いずれの検査でも陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所できますが、14日間の残りの期間につき自宅等待機が必要になります。
2.なお、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、「出国前72時間以内の検査証明書」の提出、及び、帰国・入国日における検疫所での検査は引き続き必要となりますので、ご注意ください。
これ、ワクチン接種証明書の意味なさそうですが、必要なのでしょうか。つまりは、到着日から6日間は指定された宿泊施設から出られず、14日間は自宅等待機になります。自宅等待機期間は、公共の交通機関を使えず、家族の人や特別に予約したハイヤーで空港まで迎えに来てもらうアレンジが必要になります。
せっかく帰国しても2週間自宅待機では、友達にも会えませんし、どこへも出かけることが出来ません。尚、私の勤務先では帰国を含む旅行先などで仕事をすることは許されていません。また、2週間以上休暇を取るとなると、その間の仕事をどうするのかという問題が出てきます。
年末年始に帰国を予定している日本人は私の周りにも数人いますが、帰国後の予定が変わってしまいます。航空券も年末年始は値段が高くなっていますし、キャンセルする人や感染者が増えればフライト自体がどうなるか分かりません。
…と書いていたところ、たまたま今日から一時帰国する予定だった知人から、帰国を取りやめたという聞きました。やはりホテル軟禁が6日間になったのが決定的だったようです。そうですよね…家族全員で一部屋って気の毒です。
政府指定の宿泊施設で3日間や6日間待機した人たちから話を聞きましたが、どんなに豪華なお弁当がもらえようが、我慢は3日でぎりぎり、6日は気が狂いそう、とのことでした。狭い部屋から出ることが許されるのは、1日1回ランドリーのためだけで、24時間ホテルの廊下に警備員が目を光らせているのだそうです。まるで刑務所に入ったように感じたそうです。6日間ホテルの部屋にこもるのは、私には無理ですね…。せめてホテル内を歩き回ったりできれば大丈夫かもしれませんけれど。
やっと待機期間が10日に短縮されたと思った矢先に、14日に戻ってしまい、帰国がまたしても遠のきました(悲)。今年度の有給休暇が32日も残っており、どこかのタイミングで来年こそは帰国したいと思います。