オフィス勤務再開の人事部説明会 社員から不満が噴出

先週から週3日の出社が義務付けられたのですが、人事部が開催した説明会で、社員からの不満が噴出しました。社員の言い分は主に以下に集約されます。

・今まで在宅で何の問題もなく仕事ができていたのに、どうして通勤しなければならないのか。

・在宅かオフィスか、社員が働く場所を選べるべきだ。

・他社は完全に在宅など、社員にフレキシビリティを与えている。うちの会社は時代遅れだ。

・社員全員を同じ勤務体系に押し込めることが意味不明。

・交通費がかかる(イギリスは自腹です)。

文句を言いたい気持ちも分かりますが、経営陣の心を動かすには、「当社の採用競争力と、ビジネスモデルへの対応力を危惧する」という理屈にしたほうがいいですね。一応、本社ではコロナ前から「働き方改革」なるものを掲げて、より柔軟な勤務体制にシフトする方向に動いてはいるようです。

総攻撃を受けて気の毒な人事部は、今回の措置はオフィスで働いてほしい経営陣と、家で働きたい社員との妥協点だと説明しました。この体制でうまく回ることが証明されればより柔軟な勤務体制になるだろう、とのことでした。

オフィス勤務を再開する会社は増えているようで、今朝の通勤電車はコロナ前のように混雑していました。郊外へ転居した人が増えたので、上り電車が私の利用する駅に来た時点ですでに満席になっていました。

人事部は現在の勤務ポリシーを3か月ごとに見直すことにしており、今後変更があるかもしれませんが、あるとしたら軟化の方向になるでしょう。

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