イギリス保健相のマット・ハンコック氏が不倫を大衆紙にすっぱ抜かれ、辞任に追い込まれました。
彼はコロナが蔓延し始めた当初から、自らもジョンソン首相と同時期に感染しながらも、イギリスの医療関係の政策を担当してきました。ジョンソン首相はスキャンダルが発覚した同僚に甘い措置を取る印象で、「謝ったんだからいいじゃないか」としてきました。
今回、言い逃れできないレベルのハンコック氏の写真が出てしまいました。なぜ問題になったかと言うと、彼はソーシャルディスタンスを守ることを国民に説いてきた地位にいたからです。
彼の不倫相手は、彼のアシスタントであるイタリア人女性(既婚)でした。彼女は即刻解雇されました。ハンコック氏はオックスフォード大学時代の同級生の妻との間に3人の子どもがいて、このイタリア人女性ともオックスフォード大学で出会ったと報道されています。
子どもがいて公の立場に居ながら、こんな写真を撮られるという彼のワキの甘さが信じられません。
政治家の不倫なんてどこの国でもあるでしょうし、個人的にはそれほど関心がありませんが、イギリス国民はこういうネタが大好物で、格好のジョークになっていました。
イギリスのメディアのえげつなさよ…英語ではRuthlessと表現しましょうか。彼の子どもが見たら気の毒とか、一切の容赦ナシですね。
同じ土曜日のタイムズ紙に、嬉しい記事も出ていました。イギリスの寄宿学校で学ぶ日本人の高校生の女の子が、数学オリンピックで優勝したそうです。イギリスのトップレベルの大学からは入学を招待されているものの、アメリカのMITに行きたいのだとか。全く問題ないでしょう。才能にあふれ、前途洋々ですね!