猫のトイレ用砂、鉱物から木に移行

室内飼いの猫のトイレは、今までずっと鉱物でできた固まらない砂を使っていました。実家では固まる砂を利用していましたが、イギリスでは値段が高いのと、砂塵を猫が吸い込んだ時に肺の中で固まってしまう恐れがあるとどこかで読んで、固まらない砂を使っていました。

固まらない砂の欠点は3つ。①重い ②臭いが気になる ③環境にやさしくない

①については、家まで配達してもらえばいいのかもしれませんが、エコを目指す夫婦としては配達はなるべく控えるように暮らしているので、歩いて12分の店から10キロの砂を徒歩で運びます。買う時に重いだけでなく、水分を含んだ砂を捨てるために運び出すのも重いです。

②については、砂によっては全く消臭効果が無いものもあり、その場合はトイレを置いてある付近がどうしても気になります。消臭剤を利用しています。

③ですが、燃えないゴミ(Landfill)を大量に出すのは心苦しく、代替策を考えていました。

猫としては、本来屋外でするシチュエーションに近い鉱物の砂を好みます。嬉々として掘ってます。

今回、初めてリサイクル木製チップで作られたトイレ用砂を買ってみました。チップといっても、筒状の表面はツルツルしていて猫の足の裏を傷つけたりはしません。使ってくれるかドキドキでしたが、最初「ここでしていいのかな」と戸惑っていた猫も、使ってみたら案外楽しかったらしく、ちゃんとそこで用を足すようになりました。

素晴らしいのは、上の3つの問題がすべて解決したことです。①同じ10リットルでも断然軽い ②消臭効果が素晴らしく、大きいのをした直後以外は全く臭わない ③Biodegradableの袋に入れて捨てれば、数年後にはすべて土に還る。

買うまでは、掃除のときに、使った場所が分かるのだろうか?という疑問がありました。これについても、目から鱗。固まる砂と逆転の発想で、使った場所だけがふわふわとした粉になるのです。そこだけ捨てれば大丈夫です。費用は、鉱物の砂の3倍ほどですが、トイレの周りが砂ぼこりで汚れないので、常に清潔です。

実は、人間用トイレで用を足してもらおうと、トレーニングキットも買ったのですが、後で調べたらイギリスでは猫のものは人間用トイレで流してはいけないことが分かったので、砂にします。

リサイクル紙製のものも気になるので、どちらがウチの猫に合うか試してみるつもりです。でも、木製チップにはとても満足しています。

ちなみにイギリスでは猫のシステムトイレという概念が無く、トイレもシートも売っていません。

実家で猫を飼っていた時には、猫砂の種類も限られていて、木製の砂という選択肢はなかったと思います。猫用品の進歩によって、どんどん猫が飼いやすくなっていると思います。

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