完全在宅勤務(WFH)、丸1年経過

1年前コロナウィルス感染が広まり、2020年3月17日から急遽在宅勤務が始まりました。あの日の緊迫感はよく覚えています。パソコンを持って帰るように言われ、オフィスのデスクに食べものや靴など私物もいろいろ置きっぱなしのまま、次の日から自宅で仕事をすることになりました。

その後昨年9月に、オフィス街のレストランや店の営業が打撃を受けたことから、英国政府がオフィスに戻ろうキャンペーンを短期間展開し、私の勤務先も一応オフィスを再開しました。

オフィスはソーシャルディスタンスが取れるように模様替えをし、消毒をし、出勤はシフト制になりました。ところが、ほどなくまたロックダウンとなり、結局数週間のオフィス通勤可能な日に行かなかったので、引き続き在宅勤務になりました。

1年間家族以外の人にほとんど会っていないので、お化粧もしていませんし、髪の毛も染めていません。こんなに長く素顔で過ごすのは成人して初めてで、お化粧の仕方をすっかり忘れてしまいました。髪もほぼ地毛になりました。長く山籠もりした仙人のようになってしまい、社会復帰できるか危ういです。オフィス再開の前に、美容院に行かなければ…。美容院は4月12日から営業再開の予定です。体重増は1キロ未満なので、何とか戻せるでしょう。仕事着や仕事用の靴は窮屈ですね。ストッキングとか履くイメージがわかないです。

今後通勤がどうなるか会社から全く連絡がないですが、おそらく来月以降徐々に出勤になると思います。夫の会社は6月からになりそうです。夫も私もまだワクチン接種を受けておらず、夫は今月、私は来月に1回目の接種案内が来ることを予想しています。

在宅勤務になって、少なくとも私は業務上何も影響はありませんでしたが、上司は部下を管理しにくそうです。通勤時間や身支度の時間が減り、体力も温存でき、本当にありがたいです。郊外に引っ越したため通勤は片道1時間超、正直なところ億劫です。今後通勤となると、週何日かにもよりますが、交通費を1日2,046円相当自腹で払うことになるので、夫婦で結構な出費になります。他社と比べて勤務条件が見劣りするなら、在宅勤務可能な仕事に転職することも検討します。

変化が無い毎日に飽きたことも否めませんが、この生活に慣れてしまい、週何日かでも在宅勤務ができるというオプションは社員の権利とすら感じています。私の勤務先の場合、今後どうなるかは他国のオフィスや本社の方針にもよるでしょう。コロナ以前から本社では全社員の7割のデスクしかなく、出張が多い業種ということもありますが、順番で誰かは自宅で仕事をしなければならないそうなので、ロンドンオフィスもそうなってくれることを強く願っています。オフィス再開にあたり、今まで仕事は在宅でできていたのに、通勤しなければいけないという合理的な理由を勤務先には示して欲しいです。

自由に使える時間が増え、朝ジョギングができる時期が長くなり、ゆっくりと夕食の準備も出来、平日が充実しました。子猫がいるので、夫と出勤日を調整してどちらかが家にいられるようにできたらいいなと思います。

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