イギリスに来た当時、ドラッグストアで日本の洗顔料のようなものを探しましたが見つかりませんでした。日本の洗顔料というのはつまり、泡立ちが良くて、水で洗い流すタイプのものです。お店を探せば似たようなものが見つかるかもしれません。ただ、そういう洗顔料が主流でないことは理解できました。
イギリスの女性は洗顔をしないのかしら?と疑問に思いました。一応売っている洗顔料は、全く泡立たないものだったりして、それなのに水で流すと肌が突っ張るのです。
数年たってから、イギリスの女性は洗顔をする代わりにふき取り水でふき取っていることが分かりました。ミセラウォーター(Micellar Water)という商品です。これをコットンに含ませて顔をふくだけです。驚いたことに、メイクアップもこれでふき取るだけということでした。そういわれてみれば、日本にいた時に、ビオデルマのふき取り化粧水があったことを思い出しました。そしてそれはイギリスのドラッグストアにも売っていました。
日本では毎日朝晩2回洗顔をしていたので、ふき取り化粧水でふくだけでいろいろ落ちるのかしら、と不安でした。でも2回拭くことでメイクアップも落ちました。ウォータープルーフのマスカラなどは目元用のメイク落としがありますので、落ちにくければそれを併用してもいいですね。
ヨーロッパの女性が洗顔をしないのは、硬水が肌に負担をかけるからだそうです。洗顔代わりのミセラウォーター、慣れたらとてもいいです。私の顔が乾燥していたのは、硬水が原因の一つだったみたいです。今では家にいろいろあります。乳液タイプもテクスチャーが違うだけで、使用後の肌に違いはありませんでした。一番好きなのは、元祖ガルニエのミセラクレンジングウォーターです。700ml入りでセール時5ポンド程度です。今ちょうどアマゾンで安くなっています!もう数年使っていますが、大活躍してくれています。
ミセラウォーターで顔をふき、その後ヒアルロン酸入り化粧水とオイルだけで、1日中吸い付くようなしっとりとした肌になりました。夫にも、肌が若返ったと言われました(これは食べものの影響もあるかもしれません)。
硬水の地域にお住まいの方、もしくはイギリスに引っ越して来て以来肌の乾燥を感じる方、ミセラウォーターを試してみてはいかがでしょうか。コットンで強くこすらず、たっぷり含ませてそっと拭いてくださいね。