英国外への移住を考えています。
ロンドン郊外に家を購入しようと考えていたのですが、そこそこまともな物件となると100万ポンド(2億円)くらいはしますし、QOLの観点からロンドンに住むことに2億円を払う価値は見出せないというのが夫婦で出した結論です。ロンドンは人が多すぎて、インフラストラクチャーやサービスが既にパンクしています。
退屈しない程度に都会で国際的で緑も多く、あからさまな人種差別もなく、気候がマイルドなところがいいなと思っています。ビザの取りやすさも大事です。
今のところ、一番可能性が高い街はリスボンです。2番目は日本、夫が興味を示しているのは大阪です。私の勤務先でマドリッドに異動させてもらうことも検討しましたが、仕事を引退した後のビザが難しそうです。夫はスペイン語と日本語は話せますが、ポルトガル語は夫婦とも学ぶ必要があります。私は日本語と英語しか話せません。リスボンでは英語がほぼ問題なく通じます。ポルトガル語はスペイン語と似ている印象ですが、結構違います(リスボンで英語がわからない現地人にスペイン語で話してみたところ通じませんでした)。ポルトガルは食べもの(重要!)など、他国の文化の受け入れに寛容に思えます。
ロンドン在住の日本人の知人は、引退後スペインのマラガに引っ越すことを検討しているそうです。マラガは素晴らしく魅力的な都市ですが、私たちにとっては夏が暑すぎます(それを言ったら大阪もでしょうけれど)。飼い猫を連れていくことを考えると、ポルトガルのほうがいいかなと思います。
そして、年間の生活費が魅力的です。ロンドンでの1か月の生活費は平均1,420-3,420ポンド(約27万〜65万円)だそうです。1,420ポンドでは相当切り詰めた生活になると思いますけれど…。リスボンでの生活費は平均1か月1,026~2,386ユーロ(16万~38万円)だそうで、大幅な節約になりますね。
先日リスボンの不動産物件をインターネットでリサーチしてみたところ、ロンドンの半分くらいの値段でした。
問題があるとすれば、在住日本人がとても少ないことです。留学生やワーキングホリデーや駐在員を含めて790人(!)しかいないようです(汗)。ちなみにロンドンは32,000人以上の日本人が住んでいます。私は移住後は資産運用をして暮らしていく予定で、雇ってくれるところがあれば働いてもいいです。