イギリスの銀行口座1 カレントアカウント乗り換え

もう5年以上イギリスでメインとして利用してきたのは、Santander Bankの1|2|3 Current Accountです。とても使い勝手が良かったのですが、最近の超低金利で利用する価値がどんどんなくなってきました。

数年前までは1|2|3当座預金口座では、月5ポンドの口座利用料を払えば3万ポンドまで税前3%の金利が付いたのです。しかも、Santanderで借りた住宅ローンのキャッシュバック(私は利用しませんでしたが、大きな金額になるはずです)や、ガソリン代や通信費のキャッシュバックなど、特典が盛り沢山だったのです。当座預金でこんなに利息が付くのは異例で、月500ポンド以上の入金があることや、その口座から2つ以上の引き落としがあるなどの条件をクリアし、高利息や各種キャッシュバックの恩恵を受けていました。

年々イギリスの金利も低下を続け、今はその口座の利息は2万ポンド(こっそり変更されました)を上限に税前で0.6%しか付きません。月5ポンドの利用料以上の利息をもらうには、3%の頃は2千ポンド平均残高があればよかったのに、今は1万ポンド必要な計算になります。たかだか月数ポンドもらうために、1万ポンド以上をその口座にキープするのはばかばかしいですよね。

私が次に乗り換える予定なのは、利用料がかからない口座です。利息はどこに入れてもあまり変わらないので、月数ポンド稼ごうとするよりも、残高を気にせず引き出せる口座のほうが利用価値があります。口座番号を変えないで済むSantanderのEveryday Current Accountにする予定です。

慎重派の夫は、当座預金にたくさんお金を入れておくべきではないという考え方です。最近のデビッドカードはパスワードなしで買い物に使えますが、クレジットカードと違い、盗まれたり落として使われたら銀行は補償してくれないというのです。

以前私のデビッドカード番号が不正に外国で利用されたようで(オンラインで情報を盗まれた模様)、すぐに銀行から電話がかかってきました。「こんな国で使ってませんよね?カードキャンセルしておきますね」と。ですので、そこそこセキュリティ監視もされていると思うのです。幸い、不正使用された金額は失わないで済みました。友人も数千ポンド口座からお金を盗まれましたが、最終的にお金は戻ってきたと言っていました。

Santanderの1|2|3 Current Accountがお得だった頃に口座を開けて利用し続けている人は私の周りにもたくさんいます。いつの間にかベネフィットよりも払っているコストのほうが多くなっていることに気づかない人もいます。口座を変更する手続きが(意図的に)とても面倒になっているのです。現在0.1%のイギリスの政策金利をマイナス金利にするべきかという議論は頻繁に繰り返されていますので、今後金利が下がることはあっても、上がることはしばらくなさそうです。

投資ISAについては、次の記事で書きますね。

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