イギリスの税務年度は毎年4月5日に終わります。
今年度末の準備をする必要があり、税理士と打ち合わせをしました。夫と財産は別管理なので、個別ミーティングです。相談したかったことは、①拠出型年金基金の還付金について ②今年度の年金への追加拠出について ③投資の売却損益実現のタイミングについて ④パートタイムになることについて、の4項目です。
①拠出型年金(勤め先の厚生年金)の過去の払い過ぎた税金還付を税務局に請求しているのですが、資料が足らないと言われて出し直しています。2018-2020年の2年間分で、数千ポンドの還付金がもらえるはずなので諦めずに続けます。
②今年度の厚生年金への拠出金追加については、私はすでに個人での目標額に達したので考えていませんが、今年のAllowance6万ポンドの未使用分はまた将来利用できるので、今急いで使わなくていいというアドバイスでした。また、秋に政権が労働党に代わったら、確定型拠出年金の生涯上限が再び100万ポンドに設定されると思われることをリマインドされました。年金基金にはそこまで貯めていませんし今後も貯めるつもりはありませんので、上限は心配していません。
③昨年度中に出した実現損(為替)の計算方法と、仮想通貨を売却する際のリアライズのタイミングについて質問しました。仮想通貨売却の場合、売り注文から着金まで1週間以上かかることもありますが、売り注文の日で計上するのだそうです。平均取得コストを計算して(ちまちま買ったり他のコインに変換しているので、計算が大変!)、収益を計算します。今年の投資収益の無税控除額は6,000ポンドで、それを超えた分には所得に応じた税率の税金がかかります。
④フルタイムからパートタイムになることについては、収入や企業からの年金拠出金が減る以外に税金面での影響はなし、とのこと。
今回税理士から遺言を整備するように言われました。夫は私の資産がどの金融機関にあるか知らないので、その一覧と指示書を作成しておいた方がいいとのことでした。ソリシター(司法書士)の選び方ですが、私の場合は、大企業よりも地元の事務所で外国の資産管理の扱いに慣れている司法書士がおすすめだそうです。彼のおすすめの司法書士を紹介してくれるそうで、直接話してみたらいいと言われました。
仮想通貨の一部を売るかまだ決めていませんが、今年度の確定申告はシンプルになりそうです!遺言作成は今年のTo Doリストに入れました。