インフレーション11.1%の英国。食料品の価格は過去45年で最高のペースの前年同期比16.4%で上昇しています。そしてこの上昇は今後も続くことが予想されています。以下、一般的なアドバイスで、日本の家庭にとっては当たり前かもしれませんが、こういう基本的なことを知らない人が多いのです。
1.安いスーパーマーケットを利用する。具体的にはLidlかAldi、次点でAsdaやMorrisonsが安いと感じます。逆に一番高いのはWaitroseで、平均して25%ほど割高です。ただし品物によるそうなので、時間がある人は「卵ならここ」という感じで数件のスーパーに行くのもありです。家族が多い人は、安いスーパーを選ぶだけで、毎月相当な節約になると思います。我が家は一番利用するのは距離的に近いWaitroseですが、Aldiも大好きです。
2.スーパーの独自ブランドのものを買う。有名ブランドよりも、スーパーの名前が付いたもののほうが、圧倒的に安いです。
3.閉店間際の見切り品シールが貼られる時間に買い物に行く。これも日本と同じですね。賞味期限が近いものが安くなります。見た感じだと、残念ながら日本のスーパーに比べると割引率が低いです。
4.1週間の献立を考えて、必要なものだけ買う。手持ちにある食品を入力すると、それを使って作れる料理が出てくるアプリがあるそうです。また、生鮮食品を購入して5日経つと「もうすぐ賞味期限ですよ」とリマインドするアプリもあるそうで、そこまでやってもらわないと食品管理ができない人がいることに驚きです。数食分作って冷凍しておくのはいいアイデアですね。
5.食べきれない食材を持っていて困っている隣人からタダでもらえるアプリがあるそうです。
6.ホテルやカフェやレストランで、廃棄になりそうな食材を割安に買えるアプリがあります。中身がわからないまま購入するシステムだそうですが、通常半額以下、中には9割引きのケースもあるそうです。中身が分からない商品を買うということは私には考えられませんが、よく利用されているようです。
7.旬の食材、特に野菜を買う。どんな野菜もほぼ1年中買えますが、旬でないものは遠い国から運ばれてくる分、割高になってしまいます。
8.菜食の日を作る。肉や魚は野菜に比べて割高なので、野菜を中心にした献立にすると安くすみます。
9.自分の銀行が提携するスーパー(があれば、そこ)で買い物をする。テスコなど、ポイントを貯めると時々クーポンを送ってくれたりするところもあります。また、スーパー発行のクレジットカードを使って買うと1%安くなるというものもあるようです。まぁ1%のためにクレジットカードを作るのは、あまりいい節約方法には思えませんが。
10.Lidlは、アプリから毎週クーポンをダウンロードできるようです。また、オンラインスーパーのOcadoは最初3か月は配達料が無料という、お得なオファーがあります。
これらのアイデアは、iという新聞を参考にしましたが、我が家のやり方は以下。
その日の特売のもの「だけ」を買います。そして、その日特売で買った食材を使ったメニューを考えます。食材が余りそうなら、次の日に何を作るかも考えておきます。このやり方で3割ほど食費が浮きますし、何よりもフードロスがほとんど出ません。自分に合った方法で、節約できるところはしていきましょう。