4年ぶりの病院、コロナを経ての変化

数年前まではストレスで身体や心のあちこちに支障が出て、病院をはしごしていました。

今の上司になり、週数日の在宅勤務もできるようになり、みるみる健康を回復。その後はコロナ禍で病院に行かれなくなったこともあり、自分で健康を管理してきました。

昨日、4年ぶりに病院に行ってきました。病気ではなくてケガです。2週間以上前に自転車で転倒した際の打撲の痛みが全くよくならず、夜寝ている時に背中の痛みで目が覚めます。ベッドの上で七転八倒し、空腹時に胃に悪いと思いつつ痛み止めの薬を飲みます。湿布は効きませんでした。筋肉なら1週間で治るだろうし、肋骨にひびでも入っているのかな?と病院(GP)に行くことにしました。

どんどん悪い方に考えてしまうもので、ひょっとしてすい臓がんか、などと心配し、インターネットでいろいろ調べたりしていました。

足が遠のいている間に、病院のシステムが変わっていました。オンラインでの予約は以前からできましたが常に混んでいて、一番早くても1週間待ちだったりと絶望的でした。今は、予約の前に30くらいの質問に答え、それを病院の職員や医師が読んで緊急性を判断し、予約の日時を提案してくるようになっています。対面の診察が不要と判断されたら、メールでアドバイスをもらって終わりです。私の場合は医師に当日会えることになり、驚きました。

病院に着くと、以前は常に満員だった待合室に誰もいなくて、すぐに診察に呼ばれました。インド人の医師が私の説明を丁寧に聞いてくれました。心配していた肺や腎臓の損傷はないそうです。衝撃でディスクがずれたのでは(つまりヘルニア)と聞きましたが、その場合脚に痺れや麻痺が出るそうなので、これも違うと。

彼の見立てでは、肋骨の間の組織に炎症が出来ているのだろう、ということで、説明としては納得しました。「あと3週間経って、変わらなかったらまた来て」と言われましたが、この激痛にあと3週間耐えられる気がしません…。「痛み止め、イブプロフェンは胃に悪いから、パラセタモールを使ってね」と言われましたが、パラセタモールは私にはあまり効かないのですよ。

それでも、一応の診断をもらって、ほっとしました。昨晩はやはり夜中に激痛があり目を覚ましましたが、薬を飲まずにまた眠ることができました。

イギリスの医療システム(NHS)は無料ということもあり、緊急でない場合は基本放置されます。でも、友人がガンの治療を受けた際には、手術も全て無料で丁寧にケアをしてくれて感動したそうです。ちょっと気になったらすぐにGPに行くという習慣が、コロナで「病院に行くこと自体がリスク」に変わり、人はよっぽどのことがなければ病院に行かなくなったのではないかと、ガラガラの待合室を見て思いました。必要な時にすぐに診てもらえるのはありがたいです。

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