羽田空港国際ターミナルはガラガラに空いていました。サハリン上空のひどい揺れになんとか耐えて、21時間半で無事イギリスに戻りました。60%程度席が埋まった直行便のフライトは快適で、JALのサービスにも感動しました。滞在は短かったですが、予定はだいたいこなせたので良しとします。虫歯の治療までできました。
まったく関係ないですが、機内ゲームの麻雀は上級者コースでもひたすらボロ勝ちでした。もっと配牌にハンデ付けてくれてもいいのですけれど。将来麻雀のプロテスト受けようと思います…。
さて、掲題の久々の日本で感じたこと、です。到着直後はいろいろ違和感があっても、数日経つと馴染んで気にならなくなります。
まず、やはり二十年前や三十年前に比べてお年寄りが圧倒的に増えたということ。もちろん、原宿や渋谷に行けば違うのでしょうが、私の地元(郊外の都市)では、お年寄り比率が上昇して、もはやマジョリティとなっていました。
さらに、中年で独身の人が増えたということ。私の親は40年同じ町に住んでいるので、私の小学校時代の同級生の近況など耳に入りますが、同じブロックに3軒、同じ地域に10人ほど、私の従兄弟も親と住んでいます。事情はそれぞれ違うようですが、結婚が遅れているうちに親の介護が始まり、そのまま実家で老いた親の世話をしながら暮らしているケースがあるようです。
上記の現象にともない、あらゆるサービスやモノの「お年寄り仕様」「おひとり様仕様」がすすんでいること。母が新車を買ったのですが、いろいろな機能がお年寄り仕様になっていて驚きました。例えば、ライトをつけ忘れないように暗くなったら自動で付く、など。またコンビニで売っているお惣菜も、明らかにおひとり様向けな気がしました。
家を一歩出たらマスク着用率ほぼ100%というのもスゴいです。黒いマスクで出かけようとしたら母に、女性でそんな色着けている人いないと言われました。実際にそうでした。また、「他人に期待する暗黙のマナー」のプレッシャーがありますね。例えば、電車ではリュックを前に持っていないと白い目で見られるなど。海外に住んでいる私からすると、やりすぎ感は否めません。
その他、若い人たちが地味だと思いました。私たちの頃みたいに青春を謳歌するのが難しいのでしょうか。たまたま今の流行りなんだと思いますが、ぶかぶかの服を着ていて、もったいないと思いました。努力しなくてもスタイルがいいのは若いうちだけなので、華やかな装いを楽しんでもらいたいです。
日本は常に前進・改善していて感心しました。歯医者さんの虫歯治療も進歩。イギリスは不便があってもそれを何とかしようというマインドがないので、数十年変わらず愚痴をこぼしています。日本のかゆいところに手が届くサービスはさすがですし、どこも清潔ですし、やはり素晴らしい国だと思いました。