昨年8月から現在居住中のフラットの売却をしようとしてきましたが、購入者の資金手当てにめどが立たず、売却を諦めようと考えています。8か月待ちましたし、いつでも引越しできるよう準備していました。でも、全く手続きが進まず、予定が立てられない状況に疲弊してしまいました。
私たちが売却を取りやめれば、購入希望者からは文句を言われるかもしれませんが、購入資金を準備できなかった買い手にも非があります。また、8か月も待っているうちに市場が変化してしまい、公正な価格と言えなくなってしまいました。
また、先日購入オファーした物件ですが、私たちを含めて7件の入札があったそうで、再度の入札で「ベストオファーをして欲しい」と不動産屋に言われました。こうした目隠し入札(Sealed Bids)競争には興味が無かったので、公示価格で現金購入したいという先のオファーを取り下げました。購入したい人がたくさんいたので、「もっと高い値段で売れるんじゃないか?」と売り手に欲が出たのだと思います。7件集まった中で、一番条件が良くて納得できる値段を出してきた購入者を選べばいいのです。このような場合、私たちが昨年10月に経験したように、手続きが進んでから売り手が惜しくなって「やっぱり売るの止める」と言い出しかねません。
私たちも、この物件について再度熟考しました。私には、やはり通勤費が一番気になるところでした。在宅とのハイブリッド勤務で、会社に行くたびに1人41ポンド(約6,700円、自腹)がかかるのは負担になると考えました。夫も、他のフラットの住人たちと郵便受けをシェアしないといけないのがどうしても嫌だと言っていました。いろいろ考えた結果、「また気に入る物件は出てくるだろう」ということで、購入を止めました。
家の売買のストレスが体調にも変化をきたし、もうこれ以上耐えられないので、一旦止めることにしました。現在不透明な夫の仕事の状況もあと数か月で見通しが立つということですし、義父の状況(例えば介護が必要になるなど)も今後数年で変化する可能性があります。私もあと何年現在の勤務先で働くか分かりません。まぁそういい始めたらきりがないのですけれど、不動産市場の流動性が極端に低く、買いたい物件が見つからないので、引越しを延期することにしました。
しばらく現在のところに住むとなると、改築か少なくとも修繕が必要になるのですが、これはまた別のストレスになりそうです。これについては別途書きます。