先月、買おうと思っていた家の売主の気が変わり、一方的にキャンセルになったという記事を書きました。
やっとショックから立ち直ったところ、今度は売る方の雲行きが怪しくなってきました(汗)
去年の9月13日にオファーを受けて売却が決まった現在居住中のフラットですが、4か月経った今日現在、未だに手続き中です。当初12月17日の契約締結を目指していたものの、必要書類が整わず延期になったことは先日書きました。改めて1月7日の契約のつもりで進めたのですが、これもダメでした。
全く連絡もなく、どうなったのかと思っていたところ、昨日不動産屋から電話がありました。
この売却には3つのチェーンが連なっています。今回起こったことは、私たちのフラットの買い手のさらに買い手のそのまた買い手(もう何が何だか…)の住宅ローン承認が下りなかったということでした。その人は最近転職したそうで、ローン申請が却下されてしまったのだそうです。
もしその人が買えなかったら、私たちのフラットの買い手の買い手は他の買い手を探さないといけません。また広告から始めて、内覧、住宅ローン申請、弁護士探し、サーベイなどの一連の手続きに新たに3か月ほどかかります。
家を買おうとしている時に転職するなんて、と夫に言うと、プロセスに4か月もかかるのだから、その間にあらゆる人生のイベントが起こりうる、と言っていました。収入が上がる転職でも最初の6か月は仮採用ですので、長期間多額の資金を貸す銀行側は歓迎しません。他の銀行に申請し直すので、その審査に2週間ほどかかります。
夫の同僚も去年の夏に売却オファーを受けたのに、未だに契約ができていないそうです。次に買う家も決まっていて、足踏みしています。
私たちが去年の10月に内覧しようとした家がありました。1日限りのオープンハウスに都合がつかなかったので諦めましたが、今週再び売りに出されていて、不動産屋にどうしたのか聞いてみました。オープンハウス1日でなんと9件ものオファーがあり、入札競争の結果売値に5万ポンド上乗せした金額で合意に至ったものの、12月の契約締結直前で(現金の)買い手が急に取りやめたとのこと。調査の結果、ダンプ(じめじめしてカビが発生)が過去2か所あった(もちろん手当て済み)ことが分かったから、というのが表向きの理由だそうですが、たぶん他にもっといい家が見つかったのだと思います。
最終段階で翻意された売主の失望が手に取るようにわかります。この家は、再び売りに出されて数日でステータスがまた売約済みとなっていましたので、今度はうまくいくように祈ります。
どうなるかわからない状態が何か月も続いて、休暇に出ることもできませんし、私たちも疲れてきています。売却が取りやめになったら、しばらくは諦めて改装でもして、今年後半にまた売りに出そうかと夫と話しています。