11月1日にオファーをして購入手続きを進めていた家ですが、今日、不動産屋から家主が売るのを止めることにしたという連絡が来ました。
あと数週間で引越しだと思って家具を処分したり準備を進めていたところで、ショックで愕然としました。
売るのを止めた理由は、50代の家主と同居中の80歳のお母さんが、あと1年仕事を続けることにしたそうで、その仕事をするのに今の場所が便利だからという理由でした。1年間近所に賃貸すればいい話ですが、内覧に行ったときにそのお母さんが「私たちはこの家を愛しているので、ここを離れるのはつらいわ」と話していたので、最終的にお母さんが嫌がったのでしょう。私たちが気に入ったので惜しくなったか、来年になればもっと高く売れると思ったのかもしれません。まぁあの家は、House for life (終の棲家)と呼べるクオリティでしたよ。
法律上、Exchangeと呼ばれる売買契約書にサインするまでは、双方ともいつでも取りやめることが出来ます。とはいえ、買い手候補は弁護士などの費用を払っていることもあり、ExchangeぎりぎりのPull Outは相手に相当の迷惑をかけることになってしまいます。
私たちは既に弁護士に調査費用800ポンドとサーベイ代950ポンドを払っていますが、キャンセルした売主にそれを負担する義務はないので、捨て金になります。
私たちの売却の方も、キャンセルしようと思えばできますが、買おうと思っている人に同様の迷惑を掛けるのは忍びないので、こちらはすすめる予定です。猫OKの賃貸物件に住みながら、家を探すことになります。でも、この家を見つけるのにも1年以上探したので、次にそういう家に出会えるのはいつか分かりません。
数か月かけていろいろ調べて、そこに住む自分たちをイメージしていたので、とても残念です。あの家に住みたかった…(涙)私はめったに落ち込むことはないのですが、今回は久しぶりに来ました。また物件探しがゼロから始まります。呆然として気力もないですが、今のフラットからは出ていかなければいけないので、引っ越しの準備は引き続き進めます。
買おうと思っていた家は駅から歩いて17分とやや遠く、また義実家までも車で1時間ほどかかるので、毎週行かないといけないことを考えると不便かなと思っていました。さらに、3寝室あったほうがいいと考えていました。これで良かったと納得することにします。
幸い夫婦とも健康で仕事もありますので、どこに住んでも何とか生きては行かれるでしょう。