イギリスで不動産購入 物件でチェックするポイント

住みたいエリアに買いたい家が見つかったら、予約を取って内覧に行きましょう。

建物がどの程度古くてどんな修復が必要かによって、今後もメンテナンスコストが全く変わってきます。

まず、内壁にヒビが入っていないかを見ましょう。ペンキが乾いただけのヒビであれば、塗りなおせばいいので、あまり問題視しなくていいです。レンガの隙間を埋めるコンクリートが劣化していた場合は修理しないと、屋内の湿度が高くなってしまい、じめじめします。

カビの匂いがする家は要注意です。また水漏れのシミが壁にあったりする建物は避けてくださいね。見ただけで分からないケースもありますが、購入オファー後の物件調査で見つかったりします。

家の場合は、屋根の状態がとても大事です。修理する費用が高いからです。見て古いか最近直したかある程度は分かります。

屋根を修復中の家

慣れるまでは見分けにくいですが、窓が2重窓になっているかも重要なポイントです。2重窓は外の騒音を遮るだけでなく、暖房効率にも関係してきますし、冬場の結露が少ないので窓の周辺にカビが生えにくくなります。古いコテージなどは昔ながらの窓だったりします。

屋根裏やガレージや収納スペースもとても大事です。新しい家は収納スペースが少ない場合もあります。屋根裏が部屋として使われていない場合は、許可をもらえば増築が出来て部屋にすることも出来たりしますし、屋根裏に断熱が施されていないと、冬の寒さが大変ですし、光熱費がかさみます。

屋内で実際にどの程度外の音が聞こえるか、確認しましょう。

オープンハウスで内覧を行う売主が増えてきました。例えば土曜日の午前中と時間を決めて、その間に購入希望者が順番に内覧します。この日時しか内覧ができないので、都合がつかなければ購入は難しいかもしれません。これは現在テナントがいる物件、特にフラットではなく家の場合に多いです。売り手市場の時に家主に有効な手段で、購入希望者は他のバイヤーを意識して高めの値段をオファーすると言われています。実際にオープンハウスをした物件は、次の週にはもうオファー受入れ済みのステータスになっていることが多いです。オープンハウスの場合は、売主が早く売りたいのでリーズナブルな希望価格が設定してあり、その値段を超えるオファーで合意になるケースもあるそうです。

いくつか物件を見て行けば、今までの家主がどの程度お金をかけてきたかが分かるようになりますし、見るポイントが分かってきます。かといって、何百件も見すぎると訳が分からなくなりますし、手間暇もかかるので、ある程度オンラインで候補を絞ってから見に行くといいでしょう。

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