イギリスで不動産を購入する際に不動産屋に確認しておきたい点

現在、居住中のフラットを売却する手続き中ですが、買い手から口頭でオファーをもらってから2週間、全く進展がありません。不動産屋によると購入予定者は住宅ローンを申請中とのことで、その審査に1週間ほどかかるそうです。オファーがいい値段だったこともあり(不動産屋は買い値の何パーセントという手数料を得るので、高値で売りたい)、新規の内覧は受け付けていないようです。

先日、イギリスで住宅を購入する手続き1という記事を書きましたが、読み返すといろいろ省略しすぎたところがありますので、改めて順を追って書きます。

買いたい家を予算内で見つけたら、取り扱いをしている不動産屋に連絡をして、内覧を申し込みます。不動産屋が売主の代理で物件の説明をしてくれますが、いくつか必ず聞いておくべき質問があります。

まず、なぜ売りたいのか。例えば、近所に迷惑な人がいるとか、決定的にネガティブな理由なら教えてくれないかもしれませんが、一応聞いておきましょう。

また、オーブンや冷蔵庫や洗濯機など電化製品は買い値に含まれているのか、も聞いたほうがいいでしょう。

売主はいくらまで値下げに応じる用意があるか、も不動産屋に聞きましょう。不動産屋はもちろんなるべく高く売りたいですが、売れないよりは安い値段でも売れたほうがいいので、割と正直に答えてくれるようです。

リースの残り年数が十分に(数十年以上)あるかも大事です。数年で切れる場合はリースの延長をしなければなりませんが、百万単位でお金がかかります。

その他、カウンシルタックス(住民税)を聞いておくのも役に立ちます。家の価値が高いほど税金は高いです。

その物件が築何年か、聞いておきましょう。古い建物をメンテナンスしている家は価値を保ちやすいです。

古いコテージ

ボイラーが何年前のものかも知っておいた方がいいです。普通は10年ほど使えるはずです。

隣人がどんな人・家族かも知っておいた方がいいです。

フラットの場合は上階や下の階の人の、家で隣家と壁をシェアしている場合は隣家からどの程度の生活音が聞こえるかも確認しておきましょう。

駐車スペースが無い場合は、近隣の駐車許可についても要確認。

私たちのフラットを内覧に来た人たちも、ごみの収集日や、近くのパブの音など、それぞれ違う質問をしていきました。不動産屋の答えを聞いていたら間違った情報もあったので、その場で訂正しました。

私自身の「こんなはずじゃなかった」という失敗談です。以前別のフラットを購入した時に、不動産屋が床下はコンクリートと言っていたのですが、下の階の生活音や料理の匂いがすごいので床板を上げてみたらただの板だったことがありました。また、購入から1年後にはFreeholderからShare of Freeholdが買えると不動産屋に言われましたが、実際にはそんなオプションありませんでした。不動産屋が故意に嘘をつくことはないかもしれませんが、いかに適当か分かりますね。

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