英財務相、福祉への支出を大幅削減予定

英リーヴス財務相による、春のミニバジェット(財政施政方針発表、国家予算)が来週26日に予定されています。すでに一部の方向性は、国民を驚かさないように報道機関に共有されています。

基本路線は財政赤字を削減するために、緊縮財政(オスタリティ)を実行することです。どの部門への歳出を減らして、一方で増やすかというところが注目されていますが、福祉への支出が大胆にカットされて、その分軍事費を増やすことが分かっています。削減される福祉予算は50億ポンド(9700億円)の規模です。

英労働党による上記の目標は2029/30年度までの計画で、平等と公平のためとしています。ところが景気に不透明感が出てきており、実際に英国の成長率は予想を下回り税収も減少しているので、この財政政策には非難の声も出ています。労働党は国民の生産性を高めることを目標に掲げ、より多くの人々を就労させることで経済を活性化させつつ福祉コストを削減する機会だと考えています。前にも書きましたが、イギリスは病気で働けない現役世代の割合が最も高い国のひとつで、福祉への歳出は2030年までに1000億ポンド(約194兆円)を超える勢いです。イングランドとウェールズで医療関連給付金(障害年金のようなもの)を受給する現役世代は4年間で38%増加し、現役世代人口の10%にも上りました(驚)。

具体的には、障がい者給付金受給の基準を厳しくする計画だそうです。まぁ正直なところ、不正受給に近いと思われる人もいることは事実で、残念ながら制度を悪用する人はいるものです。若くして気前の良い生活保護を受け取ってしまうと勤労の意欲が無くなってしまいます。

今日のBBCの報道によると、英国の労働年齢の21.5%は働いておらず、仕事を探してもいないということです。こういう人々の生活を誰か他の人が支えなければならないということです。現在、英国の労働年齢人口の75%が就業しています。

最初に書いた英国の国防予算は、現在はGDP比2.3%ですが、2027年から2.5%以上に増額されることが既に決まっています。ちなみに日本は1.1%です。

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