2年以上住んでくれたテナントが退居し、次の入居者が退居から1週間で引越してくるというので、先週末にフラットに行き状態を確認し、できる限りのメンテナンスをしました。
退居までの間に、不動産屋との契約書および入居契約書のレビューをし、新テナントのレファレンスを確認し、大家保険を更新し、ガス安全証明書を取得しました。これら一連のことも、すべてこちらから不動産屋に促さないと動いてくれないので、イギリスはフォローアップが必須だと改めて感じました。
今週も残った汚れを落としに行き、窓枠のカビを掃除し、電気メーターを記録し、地方自治体に1週間分の市民税を支払う手続きをし、入居時状況確認(インベントリー)の手配をするなど、大忙しです。でもまだやることが残っています。
古い冷蔵庫を回収したかったのですが、前のテナントが平日は留守だったので不可能でした。新しいテナントが家にいる日にアレンジします。また、備え付けの棚が壁から外れていて、これも大工さんを派遣して直してもらわないといけません。ガスメーターの箱も壊れており、オーダーしました。バスルームの暖房から水漏れがあるそうなので、これも修理を手配します。
新しいテナントにエントランスのコードなど必要な情報を書いたメモをメールしました。そうしたら、”Hey (ヤッホー)”で始まるメールが届き(汗)、「光熱費大体月いくらか教えてくれる?」と聞かれたので、夫が「広さがこのくらいでエネルギー効率がこのくらいだから、使用量によるけれど云々」と丁寧に返答してあげました。お礼の返事ナシ。
新テナントは20代半ばの社会人男女で、今まで同居していなかった二人の関係性は不明。男性は高収入、女性の年収は彼の半分未満でしたが、年齢の平均値でした。調査書に貯蓄額が載っていて、女性の銀行残高は300ポンド(5万円)。私も若いころは貧乏OLでしたが、口座に5万円ということはありませんでした。仕事を失ったら即家賃が払えなくなるわけで、身の丈に合わない場所に住もうとする感覚が理解できませんが、幸い男性には支払いを肩代わりする経済力がありそうです。
メールの文面からして教養がある印象はありませんでしたが、大家としては、彼らが周りの住人に迷惑をかけず家賃を定期的に払ってくれるだけでいいので、マナーや教養はなくても我慢ができます。あとは、前のテナントのようなクレーマーでないことを祈るだけです。