携帯電話の契約が終了していることに気づかない人が多い

イギリスでは、携帯電話を買い替えたいときに、通話料込みで通信会社と長期契約をする人が多いです。電話だけを買うと数百ドルと高いので、例えば2年間、電話そのものの費用を毎月分割払いにし、そこに通話プランを加えて、毎月何ポンドといった定額を払います。

私も最初のiPhoneは2年契約で分割払いにしました。通信会社が時々お得なキャンペーンをしているのです。通話料込みで1か月20ポンド(3,000円)を24か月払ったところで、電話は私のものになりました。契約終了日に格安SIM(月額900円、通話テキスト制限なし、データ通信2GB)に切り替えました。

契約で一番多いのが2年契約です。問題は、この2年間が終わっても通信会社は教えてくれず、電話代金込みの料金を請求し続けるのです。2年も前の契約がいつ終わるか覚えていない人は、知らず知らずのうちに、不必要な月額料金を払い続けてしまいます。

そんなことありえない、と思われるかもしれませんが、実際に義父も夫も契約期間が終わったことに気づいたのは数か月後でした。

携帯電話を2年以内に買い替える人はそもそも2年契約を結ばないでしょうが、今の携帯電話は最新モデルを買えば2年以上は使えるようにできています。

私の現在の格安SIMのプランは、データ通信が月2GBですが、通勤をしなくなったらデータ通信を使わなくなったので、毎月必ず余ります。それが26GBまで貯められて、必要な時に追加で利用できるので、とても便利です。先日ウェールズに旅行した時に、Wifiもろくになくてデータ通信をたくさん使いましたが、1GB追加しただけで間に合いました。携帯電話は買い替えるかもしれませんが、プラン自体はしばらくこれで行こうと思います。

尚、2年契約といっても、通信会社は年1回インフレ分の調整が認められており、途中で月額料金が上がります(プリペイド型を除く)。今年は、VodafoneとThreeは最大4.5%値上げしたそうです。格安SIMオンリーなら、私が利用しているものよりお得なプランがたくさんありました。自分の利用量と使いたい携帯電話のトータルのコストを計算して決めます。一般に、あまり携帯を使わない人なら携帯電話をアップフロントで購入して格安SIM、動画やゲームなどにたくさん利用する人なら2年契約の方が安上がりとされています。

イギリス人の平均携帯代は月46.50ポンド(7,092円)だそうです。日本では、スマートフォン平均月額5,334円(平均データ通信量は7.56GB)だそうです。日本の方が少し安いですね。

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