市民ランナー歴14年で、初めてカーボン入りランニングシューズを試してみました。数十キロ走ったところで感想を書いてみます。普通のランニングシューズより高価なので、日ごろから信頼しているナイキにしました。
十年以上走っているとそう簡単に自己ベストは出ません。気温、風、湿度、混み具合、地面、靴、日差し、健康状態のすべてが揃ってやっと見えてくる感じです。今年数年ぶりにベストタイムを更新し、やる気が出ました。
スーパーランニングシューズとは、カーボンプレート内蔵(最近は他の素材も出てきた)、厚底ミッドソール、軽量素材、エネルギーリターン設計、競技向けフィット感が特徴なのだそうです。8年くらい前に駅伝選手がこぞって履いてタイムを伸ばして話題になりましたね。
私の場合、5~10キロの中距離向けです。子ども用にはカーボン入りは無いので、女性用になります。Vaporfly 4とZoom Fly 6を試着したところ、重量が全く違い驚きました。Vaporflyはメッシュ素材で、靴下の色が透けます。靴ひもも細く、厚底がふわふわです。安定するように足のウエスト部分(?)はほっそりぴったり包み込む造りで、1サイズ上げてVaporfly 4に決めました。

地面に向けてソールが広がるシューズの安定感が好みなので心配しましたが、大丈夫そうでした。また、カイロプラクターに「カーボンシューズでケガをする人が多い」と言われていたので慎重に走りましたが、走り慣れている人には大丈夫ではないかと思いました。
ポンポンと反発し足にバネが付いているように感じる、と聞いていましたが、実際に走ってみると、実に独特の感覚があります。足が押し返され、ストライドが伸び、走り続けることを余儀なくされます。カチカチとプラスチックのような音がします。硬めのメラミンスポンジを足の裏に着けて走っている感覚です。靴の重量でこんなに差が出るものか、と思いました。いつものジョギングコースで1分以上タイムが短縮できました。
ケチな私には過去最高額のランニングシューズですが、よく練習して自己ベストタイムを出したいと思います。次のレースが楽しみです。