イギリスでは今週から学校が夏休みです。子どもがいる人は休暇を取る人が多いです。7月中旬から8月いっぱいまではみんな一斉に旅行するので費用も高くなり、コロナ後は特に旅行代が高騰しています。家族連れとなると人数分の宿泊施設、食事代、航空券、アトラクション代など、支出は大変なものです。休暇の費用を抑えたい人へのアドバイスがBBCに出ていましたので、ご紹介しますね。
①7月と8月の旅行はとにかく早く申し込む
これに尽きる、という感じです。12月のクリスマス休暇は旅行というより家族で過ごす人が多い印象ですが、子どもがいる家族で夏に全くどこへも行かない人は少ないでしょうから、1か月でも早く予約することが大事です。イギリスからだけでなく他の欧州諸国からも申し込みが殺到します。イースター休暇も同様に早く予約したほうが安いです。
②平日の飛行機を予約する
誰もが有休をなるべく使わずに長く楽しみたいので、週末の航空券を予約する人が多いようです。平日のフライトを予約すると数十ポンドの節約になります。さらに、フライトの時間も重要です。朝6時のフライトは空港までの交通機関がなかったり、朝3時に起きたくない人が多いので、安く上げたい人は検討の価値ありです。
③ホテルの予約は直前に
ある程度フレキシブルな予定であれば、ホテルは直前に申し込む方がお得なディールが見つかるそうです。旅行会社がパッケージ旅行用に予約していた部屋が放出されることもあるようです。経験上、どちらともいえず、キャンセル可の宿を予約しておいて他に安いところが出たら検討するのがいいと思います。他の選択肢としてはハウススワッピングがあるそうですが、私は利用したことがなく、リスクが高いと思います。手数料と掃除代だけで泊れるそうですが、すでに利用した人から紹介してもらった方がいいみたいです。
④現地通貨で払う
空港での両替は割高というのは一般的に知られています。最近はキャッシュをあまり使わないので、外貨を購入することが減りました。それでも多少は必要ですので、円とユーロは現金を少額持っていきます。海外でクレジットカードを使おうとすると、自国通貨と現地通貨の決済が選べます。こういう時は現地通貨を選ぶとレートがいいケースが多いです。
⑤荷物の重量を確認しておく
搭乗券を前もって印刷しておくか、携帯にダウンロードしておくことは重要です。以前某格安航空を利用した時に、空港で印刷しようとしたら何十ポンドも請求されたことがあります。また、フライトが満席の時は(今はほとんどいつも満席ですが)荷物のサイズと重量チェックが厳しくなります。服は重ね着をして荷物を減らしましょう。
⑥洗面用具やおやつは空港以外の場所で買っておく
空港でシャンプーや化粧品や食品を購入すると割高なので、100ml以内の液体をジップロックに入れるなどは事前の準備が必要です。また、コーヒーはしょうがないとしても、おやつは地元で買ったものを持っていくと安上がりです。自分の水筒があると、飲料水は空港にあるのでこれも助かります。空港で水を買うと1本2.5ポンドとかしますからね。
上記では①と②が一番確実に節約につながりそうです。

いろいろな人がどうやって旅行代を節約したかが載っていました。
ある夫婦は夏休み以外の時期に、子どもが無料になるパッケージを探したそうです。ただし、子どもを学期中に連れ出すと罰金が科される場合もあるそうなので、要注意です。また、他の夫婦は直前に予約することで大幅に費用を浮かせたとのこと。時期によっては、スペインに行くのとメキシコのカンクンに行くのは同じ費用みたいです。さらに、ポイ活をしている人もいるようです。また、ハウスシッター(留守番)としてペットの世話などをしながら無料で宿泊できるサイトもあるそうです(年会費は必要)。4人家族で夏に1週間旅行したら、国内外を問わず3,000ポンド(約60万円)ほどかかります。自分の犬を連れていくこともできるそうで、こういう家族にはハウスシッティングもいい選択肢かもしれませんね。
我が家は子どもがいない中年夫婦なので、9月と11月に格安航空券でヨーロッパに行く予定です。